バルセロナが公式戦4試合で4連勝。しかも失点0と今シーズンは最高のスタートを切っている。17日に行われたチャンピオンズリーグ・グループステージの初戦ではホームでキプロスのアポエルに1-0で勝利した。バルセロナを率いるルイス・エンリケ監督のコメントをスペイン紙『アス』が伝えている。
何よりも注目を集めたのが、バルセロナのスタメンだった。13日に行われたリーガ・エスパニョーラ第3節アスレティック・ビルバオ戦のスタメンからFWリオネル・メッシとFWムニル・エル・アダディを除く実に9人を入れ替えて挑んだ。
試合に先発出場したシャビが「いつも僕たちが持つ流動的なプレーを見つけることがができなかった。それがこのゲームを難しくした」とコメントするようにバルセロナにとっては低調なゲームだった。その原因は大幅にスタメンを変えたことだとエンリケ監督への批評もあるがシャビは「ルイス・エンリケは同じように誠実だった。彼はとても勇敢な人だ」と指揮官を警護している。
試合後、バルセロナを牽引するエンリケ監督は会見に応じ、次のように語った。
「私がこのゲームで最も気に入った点は結果、選手たちの姿勢、そして観衆のサポートだ。ここ数ヶ月の最近のゲームではチームがうまく行っていない時にサポートしてくれることをファンに私は呼びかけていたが、それが今日のゲームでは起こった。今日のゲームは難しいシーズンになることを示しているが、私はとても満足している」
エンリケ監督は、この日GKクラウディオ・ブラーボではなく、GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンをスタメンに起用。このようにゴールマウスも含めて、ローテーションを敷いていくことを実証した。「全てのシーズンをひとりのゴールキーパーがプレーしなければならないというありきたりなことではないと思っている。私は全ての選手が戦う準備をしていて欲しい。25人の選手ならば、13人の選手よりも強くなるはずだ」と、ローテーションで全ての選手と戦っていくことを語っている。
またスタメンについては「スタメン11人のうち9人が替わった?私は保守的な人間なんだ」と冗談で応じており、この日スタメンで出場し、デビューしたMFセルジ・サンペルについては「彼はチャンピオンズリーグにデビューする、プレーするパーソナリティを備えていたし、パスミスが1度あっただけだった。クラブにとっては偉大な発見だし、彼のような他の選手も私たちを助けてくれる」と讃えた。