セビージャがホームにビジャレアルを迎える一戦は、今節は“伝統の一戦クラシコ”の影に隠れてしまっているものの、リーグ有数の強豪対決であることに違いない。
両チームは前節、セビージャがアウェーでエルチェを完封（2－0）し、通算6勝1分1敗として3位から2位に浮上すれば、ビジャレアルもホームでアルメリアを完封（2－0）し、4勝2分2敗として7位から6位に順位を上げた。
一方、直前に行われたヨーロッパリーグでは、セビージャはアウェーでスタンダール・リエージュとドロー（0－0）止まりとなったものの、ビジャレアルはホームでチューリッヒに勝利（4－1）した。
今回の試合に関しては、磐石の強さを誇るホームで戦えるうえ、直前のELで大量に選手を温存したセビージャの方が若干優位と言えるだろう。ビジャレアルとしては公式戦4連勝の勢いをぶつけたいところだ。
セビージャではFWカルロス・バッカやMFアレイクス・ビダル、ビジャレアルではFWジオバニ・ドス・サントスやMFマヌエル・トリゲロスなど、スタメン復帰が濃厚の主力の奮闘に期待が掛かる。また、セビージャのウナイ・エメリ監督にビジャレアルのマルセリーノ・ガルシア・トラル監督という、リーグを代表する戦術家として知られる指揮官による采配にも注目したい。