バイエルンとの仮契約が報じられたケディラ [写真]=Getty Images
バイエルンが、レアル・マドリードに所属するドイツ代表MFサミ・ケディラと仮契約を結んだと報じられた。20日付のスペイン紙『アス』が伝えている。
ケディラとレアル・マドリードの契約は2015年6月までとなっており、契約を延長しない場合は、今シーズン終了後にフリーとなる。スペインラジオ局『カデナ・セル』の番組『エル・ラルゲーロ』によると、バイエルンはケディラの要求する年俸を支払う用意があり、すでに仮契約を結んだとされている。
ケディラは、2013年11月に行われた国際親善試合のイタリア代表戦で、前十字じん帯を断裂し、長期離脱を強いられていた。当時レアル・マドリードは、信頼を示すように負傷中のケディラに対して契約延長のオファーを提示したが、同選手と代理人は交渉の席に着くことはなかった模様。
それから約1年が経過し、ジョゼ・モウリーニョ前監督体制では主力だったケディラだが、現在はドイツ代表MFトニ・クロース、クロアチア代表MFルカ・モドリッチ、コロンビア代表MFハメス・ロドリゲス、スペイン代表MFイスコと、豊富なミッドフィールダー陣の控えに甘んじている。出場機会を欲するケディラは、今夏も複数のビッグクラブへの移籍が噂されていた。結局、夏の移籍は実現しなかったが、ついにマドリードを後にするのか、ケディラの去就に注目がもたれる。