柿谷途中出場のバーゼル敗戦…C・ロナ弾のレアル首位通過が確定

レアル・マドリード

ゴールを喜ぶレアルの選手たち [写真]=Real Madrid via Getty Images

 チャンピオンズリーグ・グループステージ第5節が26日に行われ、グループBではFW柿谷曜一朗が所属するバーゼルとレアル・マドリードが対戦した。柿谷はベンチスタートだった。

 ホームのバーゼルは現在勝ち点6。この試合で勝利を収め、他会場で試合を行っているリヴァプールが引き分け以下の結果に終われば決勝トーナメント進出が決まる。一方、すでにグループステージ突破が確定しているレアル・マドリードは、首位通過を目指して今回の一戦に臨んだ。

 序盤はバーゼルが積極的に攻撃を仕掛けたが、時間の経過とともにレアル・マドリードが主導権を握っていく。15分にはCKからチャンスをつかむとガレス・ベイルがヘディングシュートを放ち、バーゼルのゴールに迫った。さらに20分、カリム・ベンゼマからのパスを受けたクリスティアーノ・ロナウドが、左サイドから強烈なシュートでゴールを狙う。しかし、トマーシュ・ヴァツリークにセーブされた。

 バーゼルもデルリス・ゴンサレスやブリール・エンボロを軸に得点を狙いにいくが、レアル・マドリードの守備陣を攻略できない。すると35分、逆にレアル・マドリードがチャンスを迎えた。左サイドでボールを持ったベンゼマがドリブルでペナルティーエリア内に侵入。中央へ折り返すとクリスティアーノ・ロナウドが合わせて先制ゴールを手にした。

 リードを許したバーゼルはシュケルゼン・ガシのミドルシュートなどで反撃に出たが得点は生まれず。前半はレアル・マドリードのリードで終了した。

 後半に入ると、レアル・マドリードはバーゼルのカウンターを警戒しながらも追加点を狙いにいく。51分には、ヴァツリークにセーブされたが、クリスティアーノ・ロナウドが直接FKでゴールを襲った。

 同点に追いつきたいバーゼルは56分、ファビアン・フライからパスを受けたガシがペナルティーエリア内で右足を振り抜く。さらに67分、エンボロにもシュートチャンスが訪れたが、いずれの決定機も得点に結びつけることはできなかった。

 一方、レアル・マドリードも、ガレス・ベイルやクリスティアーノ・ロナウドがチャンスの場面でシュートを外してしまう。結局、試合はこのままタイムアップ。1-0でレアル・マドリードが勝利を収めている。

 勝ち点3を手にしたレアル・マドリードは、グループBの首位通過が確定。敗れたバーゼルは、決勝トーナメント進出をかけてグループステージ最終節のリヴァプール戦に臨むこととなった。なお、柿谷は87分からピッチに立っている。

【スコア】
バーゼル 0-1 レアル・マドリード

【得点者】
0-1 35分 クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)

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