3点目を決めたベイル(右)とアシストしたC・ロナウド [写真]=FIFA via Getty Images
FIFAクラブ・ワールドカップの準決勝が16日に行われ、ヨーロッパ王者のレアル・マドリードと北中米カリブ海王者のクルス・アスルが対戦した。
今大会初登場となるレアル・マドリードはクリスティアーノ・ロナウドやガレス・ベイル、カリム・ベンゼマらが先発に名を連ねた。クルス・アスルは13日の準々決勝でアジア王者のウェスタン・シドニー・ワンダラーズを延長戦の末に3-1で制し、勝ち上がってきた。
開始3分にレアル・マドリードは早速チャンス。ダニエル・カルバハルからの右クロスをファーサイドのベンゼマが頭で折り返すと、C・ロナウドが最後は押し込んだが、GKホセ・デ・ヘスス・コロナが好反応で防いだ。11分にもベンゼマがミドルシュートを放つが、わずかにゴール左に外れる。
試合を優位に進めるレアル・マドリードは15分、右サイドでFKを得ると、トニ・クロースが送ったゴール前へのボールをセルヒオ・ラモスがヘディングで決め、先制に成功する。クルス・アスルもマウロ・フォルミカを中心に攻撃を組み立てるが、ネットを揺らすことができない。
迎えた36分には右サイドをカルバハルがえぐると、マイナスクロスに走り込んだベンゼマが合わせて、レアル・マドリードが追加点を獲得する。クルス・アスルは39分、マリアーノ・パボーネがペナルティエリア内でセルヒオ・ラモスに倒されてPKを獲得。しかし、ヘラルド・トラードのシュートはGKイケル・カシージャスがコースを読み切り、防いだ。
前半で2点のリードを得たレアル・マドリードは50分、ベンゼマのパスに左サイドを抜けたC・ロナウドが左足でクロスを上げるとファーサイドのベイルがヘディングシュートで決め、リードを広げる。止まらないレアル・マドリードは73分にもC・ロナウドの左サイドからのパスを受けたイスコがDFの間をドリブルで抜けてシュートを流し込み、ダメ押し点を得た。
レアル・マドリードは守備陣もクルス・アスルの攻撃を抑え込み、4-0と快勝。20日にオセアニア王者のオークランド・シティと南米王者のサン・ロレンソの勝者と決勝で対戦する。
【得点者】
1-0 15分 セルヒオ・ラモス(レアル・マドリード)
2-0 36分 カリム・ベンゼマ(レアル・マドリード)
3-0 50分 ガレス・ベイル(レアル・マドリード)
4-0 73分 イスコ(レアル・マドリード)