現地8日に行われたリーガ・エスパニョーラ第30節、バルセロナはホームでアルメリアに4‐0で勝利し、2位レアル・マドリードと4ポイント差の首位の座を守った。
スコアだけ見れば圧勝だが、前半はメッシの個人技でのゴールだけに止まるなど、攻めあぐねる時間帯が多かったバルセロナ。試合後の会見で出場した各選手をねぎらったルイス・エンリケ監督は、今シーズン3度目のスタメンながら、難しい展開の中で冷静沈着なプレーを見せたスペイン人MFセルジ・ロベルトを手放しで称賛した。
「セルジ・ロベルトのパフォーマンスには本当に満足している。ピボーテ(守備的MF)として素晴らしいプレーをしてくれた。出場機会がそれほど多くない選手にとって、これは決して簡単なことではない。不動のレギュラーのように日々の練習でハードワークを続けている彼だからこそ、チームから必要とされた時に最高の力が出せるのだ」
一方、通常よりも低いポジションへの適正を示したセルジ・ロベルトは、3節前のエイバル戦での経験が生きたことを明かすと共に、2シーズン振りの優勝を目指すチームの充実振りを強調した。
「ピボーテでのプレーはとてもやり易かった。これからシーズン終了までは全ての試合が決勝になるので、僕達は1ポイントも落とす訳にいかない。だがチームは今、心身両面の強さと高い意欲を感じている」