マラガ戦で右膝を負傷したモドリッチ [写真]=Getty Images
主力選手の起用を巡るクラブと代表による対立が日常茶飯事のフットボール界。今シーズン2度目となる故障による長期離脱を余儀なくされたMFルカ・モドリッチに関しても、クロアチア代表からレアル・マドリードに厳しい非難が向けられた。
昨年11月16日に行われたユーロ予選のイタリア代表戦で左足の大腿直筋の腱を断裂し、先月10日に行われたチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦2ndレグのシャルケ戦で4カ月振りの復帰を果たしたモドリッチ。しかし、18日に行われたリーガ・エスパニョーラ第32節のマラガ戦で今度は右膝の内側側副靭帯を捻挫し、6週間程度の戦線離脱になると見られている。
そんな中、クロアチア代表のチームドクターを務めるボリス・ネメッチ医師が、モドリッチが再び故障した責任は、レアルのカルロ・アンチェロッティ監督にあるとの見解を示した。母国のテレビ局『Nova TV』とのインタビューに応じたネメッチ医師は、シャルケ戦以降の7試合全てでモドリッチをスタメン起用したアンチェロッティ監督を糾弾している。
「モドリッチが負傷した原因は、起用を全く加減しなかったアンチェロッティ監督にある。長期離脱から復帰したばかりの選手を、毎試合のように90分間プレーさせたのだからね。アンチェロッティ監督は、モドリッチのプレータイムを少しずつ伸ばしていく代わりに、厳しいプレッシャーの下に晒した。彼がひざを故障したのは相手選手と交錯したからではなく、100%の状態になかったからだ。もしオーバーワークになっていなければ、あの程度のタックルで靭帯が捻じ曲がることはなかった」
一方、クロアチア代表のニコ・コヴァチ監督は、母国紙『Sportske Novosti』とのインタビューで、「怪我はフットボールの一部分なので、不運としか言いようがない」と嘆くと共に、6月12日にイタリア代表をホームに迎えるユーロ予選での復帰を願った。
「モドリッチにとってはレアル・マドリードもクロアチア代表も重要であり、両チームのためにハードワークを続けてきた。選手はひとたび故障すると、復帰後もリズムを掴むのが難しいのは確かだが、彼がイタリア戦に間に合うよう戻ってきてくれることを願っている。偉大なプロフェッショナルである彼が、早期復帰に向け最大限の努力をすることは間違いない。もちろん、我々は彼に復帰を急がせたりはしない。最も重要なのは彼の健康だからだ」
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