レアル・マドリードは、22日に行われたチャンピオンズリーグ決勝トーナメント準々決勝セカンドレグ、アトレティコ・マドリード戦で勝利を収め、ベスト4へと駒を進めた。
試合前、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが、スタンドの少年に自身のウェアをプレゼントする場面があった。スペイン紙『マルカ』が24日に報じている。
C・ロナウドが軽いシュート練習を行っていたとき、スペイン代表GKイケル・カシージャスに向けて放ったボールが、大きく逸れてスタンドの少年に直撃。ピッチサイドの医療チームが駆け寄る姿を見たC・ロナウドは、足を止め心配した様子で見守る。ウォーミングアップが終了し、チームメイトがロッカールームに戻る中、1人スタンドに戻ったC・ロナウドは、ボールを当ててしまった少年に着ていたウェアを渡し、声を掛けた。
幸いにも少年にけがはなかった模様。スター選手の行動に歓喜する少年は、大事そうにウェアを握りしめ、必死に涙をこらえていた。
試合では、C・ロナウドのアシストでメキシコ代表FWハビエル・エルナンデスが決勝ゴールを決め、見事勝利。今シーズン8度目の“マドリード・ダービー”を制し、CL準決勝進出を決めている。