レアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが、29日にホームにて3-0で快勝したリーガ・エスパニョーラ第34節のアルメリア戦で、3点目をDFアルバロ・アルベロアが決めた際に苛立ったそぶりを見せたことがファンの間で賛否を巻き起こしている。同日のイギリス紙『メトロ』などが報じた。
問題の場面は後半39分、左からのメキシコ代表FWハビエル・エルナンデスのクロスにスライディングで合わせたのはロナウドと並走してゴール前に滑り込んだアルベロアだった。
18日のマラガ戦以来、公式戦3試合連続で無得点が続いているロナウドは、この試合でも決定機を再三外していたため、アルベロアに横取りされたゴールに苛立ちを爆発させ、ゴールに決まったボールを再び思い切り蹴ると、同僚がゴールを喜ぶ中、ただ一人首を横に振った。
チャンピオンズリーグのアトレティコ・マドリード戦でエルナンデスの決勝ゴールをアシストし、自己犠牲のプレーを称賛されたロナウドだが、このリアクションに対し、ツイッター上では、「自分がゴールできなかったから頭を振るなんて馬鹿げてる」「ロナウドが万人に愛されないわけだ」「ロナウドは嫌われ者確定。味方のゴールに何という醜態」といった“エゴイスト”との批判的なツイートが寄せられた。
一方では、「ある人はあの態度を貪欲さと言い、ある人は自己中と言うが、実際は両方だ」「どれだけロナウドが完璧主義者かということに驚きだ。この男は負けることと得点できないことを心底嫌う」「ロナウドはレアルの最多得点者だし、彼には毎試合でのゴールが求められているから、彼の苛立ちは理解できる」などと同情する声も上がっており、ファンの意見は二つに分かれている。