3冠に意欲のバルサ指揮官、リーガ制覇で「2タイトルを残すのみ」

　現地17日に行われたリーガ・エスパニョーラ第37節、バルセロナはアウェーでアトレティコ・マドリードを1－0で下し、2シーズン振りの優勝を勝ち取った。

　昨シーズンは主要タイトル無冠に終わったものの、今シーズンは3冠の可能性が残されているバルセロナ。今シーズンからチームを率いるルイス・エンリケ監督は、1冠目獲得までの道のりを感慨深く振り返ると同時に、残す2冠にも視野を向けた。

「無冠に終わった昨シーズンを経て、我々は10カ月前、多くの変化とともに新たな時代をスタートさせた。我々は可能な限りの手を尽くして戦い、ついに2タイトルを残すところまで来た」

　L・エンリケ監督は、昨シーズンは最終節の本拠地カンプ・ノウでの直接対決で優勝をさらわれたアトレティコ・マドリードを相手に、敵地ビセンテ・カルデロンでタイトル奪還を決められたことを喜んだ。

「シーズンは月日の積み重ねによる長丁場だが、私は難攻不落のスタジアムを攻略した今日のような戦い方に満足している。チームは勝利に相応しい姿勢を見せた」

　今後は、23日に行われるデポルティーボ・ラ・コルーニャとのリーガ最終節を経て、30日に行われるアスレティック・ビルバオとのスペイン国王杯 コパ・デル・レイ決勝、来月6日に行われるユヴェントスとのチャンピオンズリーグ決勝に臨むバルセロナ。L・エンリケ監督は、3冠に向けて気を引き締めた。

「我々には2つの決勝、3つの試合が残されている。両タイトルを獲得するために最善を尽くさなければならない。今日はリーガ制覇を内々で静かに祝い、明日からの2日間はしっかりと休養を取り、まずはコパ・デル・レイ決勝で素晴らしい試合ができるよう集中していきたい」