左からサムエル、ウッドゲイト、オーウェン、カッサーノ、シャヒン、グラヴェセン [写真]=Getty Images
スペイン人MFアシエル・イジャラメンディが、レアル・マドリードからレアル・ソシエダへ復帰することが発表された。
2年前に3800万ユーロ(約50億円)ともいわれる移籍金でマドリードに引き抜かれたものの、確固たる地位を確立するには至らず。ただ、本人は「うまくはいかなかったが、経験から学ぶことができた。全部悪かったとは言えない」と語っており、まだ25歳という年齢を考えても、これからの再起に期待したい。
そんな中、スペイン紙『アス』は、イジャラメンディがフロレンティーノ・ペレス会長にとって18番目の失敗移籍だと報道した。
支払った移籍金に見合う活躍ができなかったり、獲得した金額と比べて売却額が見合わないものだったりしたケースを失敗としているようだ。また、移籍金の収支でプラスになっても活躍できなかった選手については失敗としている。
2期11シーズンに渡りレアル・マドリードの会長を務めるペレスのもと獲得された選手は合計63人。イジャラメンディが18人目だとすると、3割近い28パーセントが失敗ということになる。
そして、名前が挙げられていたのは以下の選手たちであった。
フラヴィオ・コンセイソン
ペドロ・ムニティス
ワルテル・サムエル
ジョナサン・ウッドゲイト
マイケル・オーウェン
トーマス・グラヴェセン
シシーニョ
カルロス・ディオゴ
アントニオ・カッサーノ
パブロ・ガルシア
カカ
ペドロ・レオン
セルヒオ・カナレス
ヌリ・シャヒン
ハミト・アルティントップ
マイケル・エッシェン
アシエル・イジャラメンディ
ルーカス・シウヴァ
これらの選手全てを失敗としてしまうとは、なかなかに手厳しい…。なお、ルーカス・シウヴァはマルセイユへのローンが決まったところでまだ正式に退団はしていない。
ペレスが初めて会長に就任した2000-01シーズン、フラヴィオ・コンセイソンに2500万ユーロ(約34億1000万円)、ムニティスに1300万ユーロ(約17億7000万円)を費やすなど、7選手の獲得に計に1億2550万ユーロ(約171億1000万円)を捻出した。
その後、フラヴィオ・コンセイソンはドルトムントへのローンを経てガラタサライへフリーで移籍、ムニティスも同じくラシン・サンタンデールへのローンを経てデポルティーボへフリーで移籍していった。
その後、“銀河系軍団”時代の3シーズンは全ての選手が利益をもたらしたが、2004-05シーズンには再び失敗となった。
2500万ユーロ(約31億1000万円)のサムエル、2000万ユーロ(約27億3000万円)のウッドゲイト、1200万ユーロ(約16億4000万円)のオーウェン、冬には340万ユーロ(約4億6000万円)でグラヴェセンも補強した。トータルで6000万ユーロ(約81億8000万円)が無に消えた(全く回収できなかったわけではない)。
ウッドゲイトはけがが影響して2シーズンでプレーできたのは893分だけ。結局、ミドルズブラに960万ユーロ(約13億1000万円)で売却された。サンティアゴ・ベルナベウでブーイングを浴びたサムエルは、インテルに1800万ユーロ(約24億5000万円)で売り渡した。45試合で17点を記録したオーウェンはニューカッスルへと売却された。
2005-06シーズンには、専門家の意見を聞くことなく、ペレス自身が選手獲得に乗り出すものの、知識に欠けることが明白となる。シシーニョ(800万ユーロ/約11億円)、ディオゴ(600万ユーロ/約8億2000万円)、パブロ・ガルシア(450万ユーロ/約6億1000万円)、カッサーノ(550万ユーロ/約7億5000万円)を含め、計9600万ユーロを投下。
シシーニョはローマへ放出になり、ファンと監督に望まれなかったディオゴは12試合のみの出場でサラゴサへ。ガルシアはローンを経てPAOKへ。そして、カッサーノは5ゴールと220万ユーロ(約3億円)の損失を残して、サンプドリアへと去った。
ペレスは2006年2月のマジョルカ戦に敗れた後に辞任。その後、2009年夏に会長に復帰する。大物スターと契約するというポリシーのもと、2億2550万ユーロ(約307億4000万円)もの巨額な投資を敢行。
クリスティアーノ・ロナウドとカリム・ベンゼマは大成功となったが、ミランからやって来たカカは大きな失望となった。獲得に6500万ユーロ(約88億6000万円)を費やすも、フリーでミランへと復帰することに…。
2010-11シーズン、多くのスペイン人を含む7選手に計7300万ユーロ(約100億円)を投資。1000万ユーロ(約13億7000万円)を掛けたペドロ・レオンは、580分間のみのプレーでヘタフェに復帰し、400万ユーロ(約5億5000万円)をロスした。500万ユーロ(約6億8000万円)で獲得したカナレスも523分のみのプレーで、バレンシアへ移籍。こちらは200万ユーロ(約2億7000万円)の利益を生んだ。シャヒン獲得にも1000万ユーロ(約13億6000万円)を費やしたが、640分のプレーののち、リヴァプールへローンされた。
アルティントップとエッシェンはマドリーの運命を少しだけ改善させた。だが、2人ともローン加入であり、コストはかかっていない。
以上が『アス』紙の評価である。
存在感を見せていたはずのムニティスや混迷期に守備の負担を全て押し付けられた感のあるサムエル、そしてジョゼ・モウリーニョとの対立で干されたペドロ・レオン。さらにはレンタル組の2人。 彼らを全員一緒くたにするのはやはり無理がように感じる。
とはいえ、求められるものが尋常ではなく高いのがレアル・マドリードというクラブ。活躍というお墨付きを貰うのは容易いことではないのは確かだ。
(記事提供:Qoly)
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