レアル・マドリードを率いるラファエル・ベニテス監督がクラブに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを称賛しつつ、同選手がチームの為にプレーすることを望んでいると語った。18日、スペイン紙『マルカ』やイギリス紙『デイリーメール』が伝えている。
C・ロナウドは今シーズンのリーガ・エスパニョーラ開幕から2試合ノーゴールに終わったことで批判を浴びていたが、第3節のエスパニョール戦で5得点を挙げると、15日に行われたチャンピオンズリーグ・グループステージ第1節のシャフタール戦ではハットトリックの活躍を見せた。
19日に行われるリーグ戦第4節、グラナダ戦の前日会見に臨んだベニテス監督は、「彼はレアル・マドリードで最も重要な選手だ」と、C・ロナウドを称賛。しかし一方で、「彼はチームのためにプレーする必要がある」とチームプレーを求めるコメントを残している。
同監督は、17日にバスケットボールの欧州選手権でスペイン代表を決勝に導く活躍を見せた同国のスター選手であるパウ・ガソルを引き合いに出し、「クリスティアーノは最高の選手で、我々のガソルだ。だが私が求めているのは重要な選手がチームを助けるためにプレーすることなんだよ。スペインが決勝に辿り着いたのはチームプレーができたからであり、違いとなる選手がチームの為にプレーしたからだ」と、自身の考えを主張した。
また、シャフタール戦で負傷したウェールズ代表MFガレス・ベイルについては、「2週間か、もしくは3週間になるかはわからないが深刻なけがではない。我々は楽観視している」と軽傷であることを明かしている。