スペインの各メディアによると、ラージョ・バジェカーノが柏レイソルに所属するDF鈴木大輔の獲得に本腰を入れているとのことだ。
現地8日にラジオ局『Cadena SER』がスクープした通り、ラージョは冬の移籍市場で鈴木の獲得に動いているようで、これを受けた日本のメディアからの取材に対し、選手本人も正式オファーが届いていることを認めている。なお、ラージョは現在25歳の鈴木を2年半の契約で獲得し、今年1月からの半年間はローンにより他クラブでプレーさせて経験を積ませる予定とのことだ。
ラージョはまた、それ以外にも日本人選手に注目しているようで、ポルトガル紙『A Bola』によると、鈴木が所属する柏レイソルの出身であり、昨シーズンからスポルティング・リスボンでプレーしているFW田中順也にも関心を寄せているという。同紙の報道によると、ラージョは田中に対しては、やはり冬の移籍市場での迎え入れを目指しているものの、鈴木とは異なり買取オプション付きの半年間ローンでの獲得を計画しているとのことだ。
EU圏外選手枠の兼ね合いがあるため、ラージョが鈴木と田中の両選手を獲得する可能性は低いだろう。だが、もし片方でも獲得することになれば、エイバルのMF乾貴士と合わせ、史上初めてスペインのトップリーグに複数の日本人選手が在籍することになる。