恐喝の疑いで逮捕されるなど、プレー以外の面で話題となっているレアル・マドリード所属のフランス代表FWカリム・ベンゼマのある行為が波紋を呼んでいるようだ。24日、スペイン紙『スポルト』が伝えている。
問題となっているのは、21日にレアル・マドリードのホームで行われたバルセロナとの“クラシコ”でのこと。同試合開始前、13日にフランス・パリで起こった同時多発テロによる犠牲者に黙祷が捧げられたのだが、その後フランス国歌『ラ・マルセイエーズ』が流れた直後、ベンゼマは地面に向かって唾を吐いたという。
この行為に対し、同国の女性政治家で元大臣のナディーヌ・モラノ氏がFacebookで、「ベンゼマはこれ以上、フランス代表チームでプレーすべきではない。ラ・マルセイエーズが流れる中で唾を吐いた行為は、テロの犠牲者やその家族、国家に対する侮蔑だ」と痛烈に批判。
そして、「彼の行為はフランス代表参加の権利をはく奪することにより、罰されるべきだ」と続け、ベンゼマを代表から追放すべきだと述べた。