レアル・マドリードは4日、公式会見を開き、ラファエル・ベニテス監督の解任とジネディーヌ・ジダン氏の就任を発表した。同クラブ公式HPが伝えている。
ベニテス監督は3年契約で今シーズンの開幕前に就任。チャンピオンズリーグ・グループステージを無敗で首位通過するも、リーガ・エスパニョーラでは勝ち点「37」で暫定首位のアトレティコ・マドリードに4ポイント差をつけられ、1試合未消化のバルセロナより2ポイント下の3位に位置しており、優勝争いにおいて厳しい状況に置かれている。
また、コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)4回戦では出場停止処分中のロシア代表MFデニス・チェリシェフを起用したため、規則違反により失格。11月21日にホームで行われた“エル・クラシコ”でバルセロナに完敗(0-4)してから、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでは指揮官へのブーイングが毎試合恒例となっていた。
新監督のジダン氏は、現役引退までの5年間レアル・マドリードでプレー。現在はレアル・マドリード・カスティージャ(Bチーム)の監督を務めており、昨年5月にはヨーロッパ最高位のコーチングライセンスであるUEFAプロライセンスを獲得していた。