リーガ・エスパニョーラ第37節が8日に行われ、レアル・マドリードとバレンシアが対戦した。
リーガも今節を入れて残り2試合。逆転優勝の可能性を残す3位レアル・マドリードは、リーグ戦10連勝で勝ち点差「1」の首位バルセロナと2位アトレティコ・マドリードを追走している。今節は9位バレンシアをホームのサンティアゴ・ベルナベウに迎えての一戦。優勝に望みを繋ぐためにも、11連勝を狙う。
試合は26分にレアルの先制で動く。クリスティアーノ・ロナウドが、マルセロからのパスをペナルティエリア手前中央で受けると、相手DFを1人かわして右足を振り抜く。シュートはゴール左隅に突き刺さり、レアルが先制に成功した。C・ロナウドはリーグ戦32得点目となった。
攻勢を続けるレアルは42分にラッキーな形で追加点を挙げる。C・ロナウドからのクロスに、中央のカリム・ベンゼマが右足で合わせるが、相手GKジエゴ・アウヴェスに阻まれる。だが、クリアボールを相手選手が触ったこぼれ球に、ゴール前に残っていたベンゼマが反応。ワントラップから右足で狭いニアサイドを射抜き、追加点を挙げた。前半はレアルの2点リードで折り返す。
後半に入って55分、バレンシアの反撃が実る。左サイドからのクロスをレアルDFがクリア。セカンドボールに反応したロドリゴが、ダイレクトで右足を振り抜き、ゴールネットを揺らした。だが59分、レアルが再びリードを2点に広げる。ハメス・ロドリゲスのスルーパスに反応したC・ロナウドが、エリア内左に抜け出して、落ち着いて左足シュートを沈めた。
レアルは65分にベンゼマを下げて、マテオ・コヴァチッチを投入。76分にもバスケスに代えてヘセ・ロドリゲス、79分にはC・ロナウドに代えてアルバロ・アルベロアをピッチに送り出した。
バレンシアは81分に1点を返す。アンドレ・ゴメスがエリア手前左で右足を振り抜く。強烈なシュートは、この日好セーブを連発していたGKキコ・カシージャも触れず、ゴール右隅に突き刺さった。直後の84分、ロドリゴにレッドカードが提示され、バレンシアは数的不利となった。試合はこのままタイムアップを迎え、レアルが3-2の勝利で11連勝を飾った。
今節、バルセロナはエスパニョールに5-0で勝利。だが、アトレティコ・マドリードは、1-2で降格決定のレバンテにまさかの敗戦を喫した。この結果、レアルが2位に浮上した。
レアルは15日に行われる最終節でデポルティーボとのアウェーゲームに臨む。バレンシアは同日にレアル・ソシエダをホームに迎える。
【スコア】
レアル・マドリード 3-2 バレンシア
【得点者】
1-0 26分 クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)
2-0 42分 カリム・ベンゼマ(レアル・マドリード)
2-1 55分 ロドリゴ(バレンシア)
3-1 59分 クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)
3-2 81分 アンドレ・ゴメス(バレンシア)