リーガ・エスパニョーラ最終節が14日に行われ、グラナダとバルセロナが対戦した。
すでに残留を確定させた16位グラナダが、優勝のかかる首位バルセロナをホームに迎えての一戦。2位レアル・マドリードに1ポイント差をつけて首位に立つバルセロナは勝てば文句なしの優勝が決まり、引き分け以下に終わった場合は同時刻に行われるレアル・マドリードの結果次第となる。バルセロナは前節同様のメンバーで、GKにマルク・アンドレ・テア・シュテーゲン、最前線にはリオネル・メッシ、ルイス・スアレス、ネイマールが並んだ。
序盤から敵陣に押し込むバルセロナは22分に先制点を奪う。ジョルディ・アルバとネイマールのコンビで左サイドを崩すと、エリア内左に抜けだしたJ・アルバからのラストパスをゴール前でフリーとなっていたスアレスが難なく押し込んでネットを揺らした。
優勝に向けて大きな1点を得たバルセロナは38分、最後尾のハビエル・マスチェラーノが右サイド深くにロングボールを送ると、なんとか追い付いたダニエウ・アウヴェスがゴールライン際から右足でクロス。ニアサイドに飛び込んだスアレスがヘディングで合わせてリードを広げた。
2-0で後半に入ると、58分にグラナダが決定機を迎える。カウンターを仕掛け、敵陣中央からユセフ・エル・アラビが左サイドを駆け上がったフラン・リコにスルーパス。フリーでこれを受けたリコはエリア内中央に侵入し右足でシュートを放ったが、GKテア・シュテーゲンにセーブされた。
ピンチを凌いだバルセロナは60分、右サイドを抜け出したスアレスがグラウンダーで折り返し、ファーサイドのネイマールが左足ダイレクトでゴール右下を狙ったが、このシュートはGKの好セーブに阻まれた。
バルセロナは85分、メッシのスルーパスに抜け出したネイマールがGKと一対一になると、ネイマールは右方向へのパスを選択。これをスアレスが無人のゴールに蹴り込み、ダメ押しゴールが決まった。
試合はこのまま3-0で終了のホイッスルを迎え、快勝したバルセロナがリーガ2連覇を達成した。
今シーズンのバルセロナは第11節以降リーガ首位を快走していたが、第31節からまさかの3連敗。アトレティコ・マドリードに勝ち点で並ばれ、レアル・マドリードには1ポイント差に迫られた。それでも第34節で大量8ゴールを奪って連敗を脱出すると、最終節までもつれたタイトルレースを制して2年連続となる通算24回目の優勝を果たした。
2冠の可能性を残すバルセロナは、22日にコパ・デル・レイ決勝でセビージャと対戦する。
【スコア】
グラナダ 0-3 バルセロナ
【得点者】
0-1 22分 ルイス・スアレス(バルセロナ)
0-2 38分 ルイス・スアレス(バルセロナ)
0-3 85分 ルイス・スアレス(バルセロナ)