バルサ加入を断ったと報じられたノリート、デンベレ、ビエット、ガメイロ、バッカ(左から) [写真]=Getty Images
スペイン紙『マルカ』は7月31日、今夏の移籍市場でバルセロナへの加入を拒否した5選手を列挙し、特集記事を掲載した。
アルゼンチン代表FWリオネル・メッシとウルグアイ代表FWルイス・スアレス、そしてブラジル代表FWネイマールからなる“MSN”を擁するバルセロナ。今夏の移籍市場では上記3選手に次ぐ“第4のFW”獲得に向けて動いていると報じられてきたが、7月中に新たなストライカーを確保することはできなかった。
『マルカ』は「(バルセロナ加入を断った)選手の多くは“MSN”の控えという扱いに同意していない」と記し、世界屈指のアタッカートリオを誇るがゆえの、バルセロナの補強の難しさに言及。そのうえで「バルサに『ノー』と言ったFWの5人」という見出しでバルセロナ移籍を拒否した選手5名を紹介している。
1人目は、セルタからマンチェスター・Cへの移籍が決まったスペイン代表FWノリート。同選手についてはルイス・エンリケ監督が冬の移籍市場でも加入を望んでいたが、バルセロナは獲得には至らず。今夏の移籍市場でマンチェスター・Cへ移籍することが決まった。
続いてはU-21フランス代表FWウスマン・デンベレの名前が並んだ。同選手は5月にドルトムント移籍が発表されており、今夏の移籍市場でバルセロナに断りを入れた選手ではないが、同紙は「バルセロナはこのフランス人ストライカー(獲得)への道のりを進んでいたのだが」と記し、獲得失敗を伝えている。
3人目は、セビージャのフランス人FWケヴィン・ガメイロ。同紙は「ノリートがマンチェスター・C移籍に迫った時点で、次のターゲットはガメイロになった」と優先順位の高さに言及しつつ、セビージャが設定した移籍金4000万ユーロ(約45億8000万円)を29歳の選手を獲得するために支払う意向がバルセロナにはなかったと記している。なお、アトレティコ・マドリードが7月30日にガメイロの獲得を発表した。
そして4人目は、リオデジャネイロ・オリンピックに臨むアルゼンチン代表FWルシアーノ・ビエットだ。同選手は7月30日にアトレティコ・マドリードからセビージャへのレンタル移籍が発表された。同紙は「最初はバルサが(獲得に向けた)ベストポジションにいると思われていたが、アトレティコ・マドリードが要求額を上げたことで交渉成立とはならなかった」と伝えている。
最後はミランのコロンビア代表FWカルロス・バッカの名前が挙がった。同選手はチャンピオンズリーグ出場クラブへの移籍を希望していると報じられているが、バルセロナで“MSN”の控えに甘んじることは拒否したという。
“第4のFW”獲得が難航しているバルセロナ。今夏の移籍市場で加入するストライカーは誰になるだろうか。
By サッカーキング編集部
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