アトレティコ・マドリードで活躍するトーレス(奥)とグリエスマン(手前) [写真]=Getty Images
フランス人FWケヴィン・ガメイロの獲得が発表されたアトレティコ・マドリード。7月31日付けのスペイン紙『マルカ』が、過去10年の間に同クラブでプレーしたストライカーを紹介している。
■セルヒオ・アグエロ(2006〜2011)
アルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロは、母国のインディペンディエンテから2006年夏にアトレティコ・マドリードへ加入した。10番も背負った同選手は5年間でリーガ・エスパニョーラ74ゴールを記録している。2011年夏にマンチェスター・Cへと移籍し、現在もトップ選手として活躍している。
■ラダメル・ファルカオ(2011〜2013)
アグエロの退団後に加入したのがコロンビア代表FWラダメル・ファルカオ。2シーズンのみの在籍だったが、リーグ戦で1年目に24、2年目に28ゴールを決める活躍を見せた。モナコ移籍後は思うような成績を残せていないが、世界トップクラスの決定力はアトレティコ・マドリードで証明済みだ。
■ダビド・ビジャ(2013〜2014)
元スペイン代表FWダビド・ビジャは2013年夏にバルセロナから加入した。1シーズンのみの在籍にはなったが、リーガ・エスパニョーラで13ゴールを挙げるなど、クラブのリーグ制覇に貢献。現在はMLS(メジャーリーグ・サッカー)のニューヨーク・シティFCに所属しており、今シーズンは得点ランクトップを走っている。
■マリオ・マンジュキッチ(2014〜2015)
完全移籍でバイエルンから加入したクロアチア代表FWマリオ・マンジュキッチは、公式戦20ゴールをマークした。契約は4年間だったが、シーズン終了後にユヴェントス行きが決定し、1年で退団することになった。
■ディエゴ・フォルラン(2007〜2011)
マンチェスター・Uでもプレーした元ウルグアイ代表FWディエゴ・フォルランは、2007年夏にチームへ加わった。08ー09シーズンにはリーガ・エスパニョーラで32得点を記録し、得点王を獲得している。
■ジエゴ・コスタ(2007〜2009、2010〜2014)
レンタル移籍を繰り返していたスペイン代表FWジエゴ・コスタは、2009年に一度バジャドリードへ移籍したが、翌年にアトレティコ・マドリードが買い戻しオプションを行使。13ー14シーズンはリーガ・エスパニョーラ34試合に先発出場し27ゴールを決めたが、その後チェルシーへの移籍が決定した。今夏はアトレティコ・マドリードへ復帰するのでは、とも噂されていたが、同クラブはガメイロを獲得。帰還の可能性は低下している。
■アントワーヌ・グリエスマン(2014〜)
フランス代表FWアントワーヌ・グリエスマンは、現在のアトレティコ・マドリードでエースストライカーの位置を確立している。代表でもユーロ2016で得点王に輝くなど、大活躍中だ。昨シーズンはリーガ・エスパニョーラ38試合で22ゴールを記録している。
■ジャクソン・マルティネス(2015〜2016)
ポルトガルで3シーズン連続の得点王に輝き、鳴り物入りでアトレティコ・マドリードに加入したコロンビア代表FWジャクソン・マルティネス。しかしスペインの舞台でその実力を発揮することはできなかった。リーグで2ゴールをマークした後、半年で中国の広州恒大へ売却された。
■フェルナンド・トーレス(2001〜2007、2015〜)
“エル・ニーニョ”の愛称で親しまれるスペイン代表FWフェルナンド・トーレス。カンテラから2001年にトップチームへ昇格後244試合で91ゴールをマークし、2007年にリヴァプールへと移籍した。その後在籍したチェルシーやミランでは本領を発揮できなかったが、2015年1月にアトレティコ・マドリードへ復帰すると、調子を取り戻した。昨シーズンは後半戦にゴール数を伸ばし、クラブ通算100ゴールを達成している。
数多くの名FWが在籍してきたアトレティコ・マドリード。新シーズンはトーレスとグリエスマンのコンビに、ガメイロが加わった。リーガ・エスパニョーラはもちろん、昨シーズン準優勝に終わったチャンピオンズリーグ制覇のため、ストライカーの奮起に期待がかかる。
By サッカーキング編集部
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