スーペル・コパ2016ファーストレグでセビージャとバルセロナが対戦した [写真]=Getty Images
スーペル・コパ(スペイン・スーパーカップ)2016のファーストレグが14日に行われ、日本代表MF清武弘嗣が所属するセビージャとバルセロナが対戦した。
前シーズンのリーガ・エスパニョーラ覇者とコパ・デル・レイの優勝チームが対戦する同大会。2015-16シーズンはバルセロナが両方を制したため、コパ・デル・レイ準優勝のセビージャが出場することとなった。セビージャは9日に行われたUEFAスーパーカップでレアル・マドリードと対戦。今シーズン初タイトルを目指したが、延長戦の末に敗れた。対するバルセロナはこの試合が今シーズン初の公式戦となる。
2007年以来2度目の優勝を目指すセビージャは、GKセルヒオ・リコ、最終ラインにアディル・ラミ、セルヒオ・エスクデロ、ガブリエル・メルカド、マリアーノ・フェレイラ、中盤にマティアス・クラネビッテル、清武、スティーヴン・エンゾンジ、前線にビトーロ、フランコ・バスケス、ルシアーノ・ビエットを起用。清武はレアル・マドリード戦に続いて公式戦2試合連続の先発となった。
一方、最多11度の優勝を誇るバルセロナはGKクラウディオ・ブラボ、最終ラインはジェレミー・マチュー、ハビエル・マスチェラーノ、ジェラール・ピケ、セルジ・ロベルト、中盤にセルヒオ・ブスケツ、イヴァン・ラキティッチ、アンドレス・イニエスタ、前線にアルダ・トゥラン、ルイス・スアレス、リオネル・メッシが並んだ。
先にチャンスを作ったのはバルセロナ。6分、ブスケツからパスを受けたエリア手前中央のL・スアレスが巧みな反転でDFをかわすと、右足アウトでシュート。しかしここはGKの好セーブに阻まれた。するとバルセロナをアクシデントが襲う。25分にマチュー、35分にイニエスタが負傷交代を強いられ、リュカ・ディニュとデニス・スアレスが投入された。
セビージャはうまくパスを繋いで攻め込む場面を作ったが、バルセロナのゴールを脅かすには至らず、前半はスコアレスで折り返す。
後半に入り54分、バルセロナが均衡を破る。左サイドのD・スアレスがエリア内に浮き玉のパスを送ると、アルダが胸で落としたところに走り込んだL・スアレスが右足ダイレクトでゴール左に流し込んだ。続く56分にはL・スアレスからのパスでエリア内右に抜けだしたメッシが左足のループシュートを狙ったが、ここはGKに阻まれた。
セビージャは64分、クラネビッテルに代えてガンソを投入。対するバルセロナは75分、アルダを下げてムニル・エル・アダディを投入した。すると81分、カウンターを仕掛けたバルセロナはドリブルで持ち上がったメッシが前線にスルーパス。抜け出したムニルがGKとの一対一を制してゴール左にシュートを沈め、貴重な追加点を奪った。
試合はこのまま2-0で終了。アウェーゴールを2つ奪って勝利したバルセロナが今シーズン初のタイトル獲得に向けて大きく前進した。清武はフル出場を果たしている。
セカンドレグは17日にバルセロナのホームで行われる。
By サッカーキング編集部
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