ベルナベウ杯を制したレアル・マドリード [写真]=ムツ カワモリ
プレシーズンマッチ「サンティアゴ・ベルナベウ杯」が16日に行われ、レアル・マドリードとスタッド・ランスが対戦した。
通算37回目の開催となった同大会で、今シーズン初のホームゲームに臨んだレアル・マドリード。リーグ・ドゥ(フランス2部)のスタッド・ランスを迎えた一戦では、新加入のスペイン代表MFマルコ・アセンシオや同FWアルバロ・モラタ、コロンビア代表MFハメス・ロドリゲス、ウェールズ代表MFギャレス・ベイルらが先発メンバーに名を連ねた。
先制ゴールを決めたのはスタッド・ランスだった。7分、パブロ・チャバリアがペナルティーエリア右手前までドリブルで持ち込み、狙いすました右足シュートをゴール左隅へ決めた。
ホームで先制を許したレアル・マドリードは4分後に反撃。トニ・クロースの右CKに反応したナチョ・フェルナンデスが打点の高いヘディングシュートをゴール左隅へ決めた。さらに39分にはクロースの左CKからセルヒオ・ラモスがヘディングで逆転ゴール。クロースの高精度セットプレーから2ゴールを挙げ、レアル・マドリードがスコアを2-1とした。
そして45分、左サイドでボールを持ったマルセロのクロスにモラタが反応。ヘディングシュートをゴール右隅に届けて3点目を記録した。前半は3-1で終了した。
2点リードで迎えた後半開始時から、ジネディーヌ・ジダン監督はラファエル・ヴァランやイスコ、マリアーノらを投入。しかし48分、スタッド・ランスのレミ・ウダンにゴール前の混戦から左足で押し込まれ、再び1点差となった。
打ち合いとなった一戦。レアル・マドリードは60分に4点目を記録する。右サイド深くからのグラウンダーのパスを受けたJ・ロドリゲスが左足シュートを放つと、相手GKが弾いたところに自ら詰めてゴールネットを揺らした。
再び2点リードを奪ったジダン監督は、63分に自身の長男であるエンツォ・ジダンやマテオ・コヴァチッチらをピッチに送り出した。レアル・マドリードは73分に3失点目を喫したが、80分にゴールラッシュを締めくくる。ペナルティーエリア左手前でボールを持ったE・ジダンがドリブルでカットイン。相手DFを引き付けると、身体を軸にしたボールタッチで反転する。右足アウトサイドでのボールを3回つついて前を向くと、スルーパスを供給。最終ラインの背後を取ったマリアーノが決めてチーム5点目を記録した。
父親を彷彿とさせる巧みなボールタッチからE・ジダンが5点目を演出し、レアル・マドリードのゴールラッシュは終幕を迎えた。試合は5-3で終了。レアル・マドリードが打ち合いを制し、「サンティアゴ・ベルナベウ杯」を制した。
レアル・マドリードは次戦、21日にリーガ・エスパニョーラ第1節でレアル・ソシエダとアウェーで対戦する。
【得点者】
0-1 7分 パブロ・チャバリア(スタッド・ランス)
1-1 11分 ナチョ・フェルナンデス(レアル・マドリード)
2-1 39分 セルヒオ・ラモス(レアル・マドリード)
3-1 45分 アルバロ・モラタ(レアル・マドリード)
3-2 48分 レミ・ウダン(スタッド・ランス)
4-2 60分 ハメス・ロドリゲス(レアル・マドリード)
4-3 73分 グレジョン・キー(スタッド・ランス)
5-3 80分 マリアーノ(レアル・マドリード)
By サッカーキング編集部
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