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レアル復帰の理由を明かしたFWモラタ「僕の夢はあくまでもレアル・マドリードで勝利すること」

2016.09.07

今夏、古巣復帰したモラタがレアルにこだわった理由を明かした [写真]=Getty Images

 この夏の移籍市場でユヴェントスからレアル・マドリードに復帰したスペイン代表FWモラタが、母国紙『AS』とのインタビューで自身の現況について見解を示した。

 当初はレアル・マドリードが3000万ユーロ(約34億2000万円)の買取オプションを行使してユヴェントスから復帰させたのは、確実にそれ以上の金額で他クラブに転売できるからだと見られていたモラタ。そのような逆境に立たされながらレアル・マドリード残留にこだわった理由を説明した。

「世界最高峰のチームには必ず高いレベルの競争があるが、その中でもレアル・マドリードは特に厳しい。だが、僕の夢はあくまでもレアル・マドリードで勝利することだ。だからこそ、この夏ユヴェントスから戻って来ても他のチームには行かなかった。この強い気持ちがなければ、もっと出場機会が見込めるチームへの移籍を選択していたことだろう」

 現在のレアル・マドリーは、前線にポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド、フランス代表FWベンゼマ、ウェールズ代表MFベイルによる“BBCトリオ”が君臨するため、他のストライカーにとっては厳しい状況にある。だが、出場機会の確保を熱望するモラタは、ジネディーヌ・ジダン監督がローテーションを採用することに期待を寄せた。

「彼ら3人はいずれも世界屈指のプレーヤーだ。しかし、僕は試合に出るために全力で戦い続け、テクニカルスタッフの頭を悩ませるつもりだ。それと共に、ジダン監督がBBCもローテーションすることを願っている。なぜなら、一部の選手に休みを与え、それ以外の選手にプレーさせるのは、チーム全体にとって良いことだからだ。そうなることを望んでいる訳ではないが、長いシーズンでは出場停止や故障により欠場者が出て来るからね」

 一方、1日の国際親善試合ではベルギー代表を2‐0で完封し、5日のワールドカップ・ヨーロッパ予選ではリヒテンシュタイン代表に8‐0で圧勝したスペイン代表について質問されたモラタは、フレン・ロペテギ監督による新体制にもチェルシーのFWジエゴ・コスタとのレギュラー争いにもポジティブな感触を持っていることを明らかにした。

「自分のパフォーマンスには非常に満足している。常に呼ばれるのは難しい代表で、好感触をもってプレーできているからね。とはいえ、良い戦いをしているチームのパフォーマンスに何よりも満足している。また、ジエゴ・コスタの活躍にも喜んでいる。彼とは間違いなく共存できるので、場合によっては僕が中盤に入ってもいいと思っている。リヒテンシュタイン戦のように、毎試合2人で2ゴールずつ決められれば最高だね」

文=北村敦

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