リーガ・エスパニョーラ第4節が17日に行われ、レガネスとバルセロナが対戦した。
前節、バルセロナはミッドウィークのチャンピオンズリーグ(CL)に向けてFWリオネル・メッシやFWルイス・スアレスらを温存。新戦力のFWパコ・アルカセルやMFデニス・スアレスらを起用したが、昇格組のアラベスにホームで痛い敗北を喫した。しかし、CLではその鬱憤を晴らすかのように攻撃陣が爆発。7-0でセルティックを一蹴した。今節も昇格組のレガネスをしっかりと下し、勢いに乗りたいところだ。
バルセロナは“MSN”のメッシ、スアレス、FWネイマールが揃ってスタメン入り。最終ラインではMFハビエル・マスチェラーノが右サイドバックに入り、DFジェラール・ピケとDFサミュエル・ユムティティがセンターバックのコンビを組んだ。
序盤からバルセロナが攻勢に出ると、スコアが動いたのは16分。カウンターからスアレスが右サイドを駆け上がる。相手DFの追走を振り切り、ゴール前にグラウンダーの折り返しを送ると、走りこんだメッシがゴール右下に流し込み、バルセロナが先制に成功した。
さらに31分、バルセロナが追加点を決める。中盤でボールを持ったメッシがドリブルでエリア内に進入。DFとGKを引き付けると、最後はメッシから横パスを受けたスアレスが無人のゴールに流し込んで2点目を決めた。
直後の34分、レガネスはハビエル・マスチェラーノの裏を取ったマルウィン・マチスが左サイドを突破。中央に切れ込みシュートを放ったが、ここはGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンがなんとかしのいだ。
攻撃の手を緩めないバルセロナ。44分にはメッシのパスからオフサイドぎりぎりで抜け出したスアレスがGKと一対一になる。冷静に周りを見たスアレスは、エリア内左のネイマールへ横パス。これをネイマールが無人のゴールに押し込み、前半のうちに3点差をつけてハーフタイムを迎えた。なお、“MSN”の3トップが全員得点するのは、CLのセルティック戦に続いて2試合連続だった。
後半もバルセロナがレガネスの最終ラインの裏を狙い続ける。54分、スアレスのパスから抜け出したネイマールがエリア内に進入する。ウナイ・ブスティンサがネイマールを手で引き倒してしまい、バルセロナにPKが与えられた。これをキッカーのメッシがゴール右上に決め、さらに追加点を奪った。
バルセロナは直後の56分にスアレスを下げてパコ・アルカセル、57分にイヴァン・ラキティッチを下げてアルダ・トゥランを投入した。
大量リードを奪ったバルセロナ。64分には右サイドのラフィーニャが中央に切れ込み、左足シュートを決めて5点目を奪取。直後の65分にアンドレス・イニエスタを下げ、デニス・スアレスを投入した。
ホームでまずはゴールを奪いたいレガネス。80分、エリア手前でFKのチャンスを得ると、ガブリエウ・アペルト・ピレスが左足でゴール右上隅に蹴りこみ、1点を返した。しかし、このままバルセロナが5-1で快勝を収め、2試合ぶりの白星を収めた。
次節、レガネスはアウェーでデポルティーボと、バルセロナはホームでアトレティコ・マドリードと対戦する。
【スコア】
レガネス 1-5 バルセロナ
【得点者】
0-1 16分 リオネル・メッシ(バルセロナ)
0-2 31分 ルイス・スアレス(バルセロナ)
0-3 44分 ネイマール(バルセロナ)
0-4 55分 リオネル・メッシ(PK)(バルセロナ)
0-5 64分 ラフィーニャ(バルセロナ)
1-5 80分 ガブリエウ・アペルト・ピレス(レガネス)