レガネス戦でPKを止め、チームメイトに祝福されるジエゴ・アウヴェス(中央) [写真]=Getty Images
バレンシアに所属するブラジル代表GKジエゴ・アウヴェスが、PKセーブ数でリーガ・エスパニョーラ歴代首位に立った。スペイン紙『マルカ』が25日に報じている。
D・アウヴェスは25日に行われたリーガ・エスパニョーラ第6節のレガネス戦に先発出場。バレンシアは先制を許したものの、2-1と逆転して試合を進めていた。しかし61分、ペナルティーエリア内で高く浮き上がったボールの処理を誤り、D・アウヴェスが相手選手を倒してファウルに。レガネスにPKが与えられ、バレンシアはピンチに陥った。
自ら与えてしまったPKで、D・アウヴェスが得意のセーブを見せた。アルゼンチン人MFアレクサンデル・シマノスフキがゴール左側へ蹴り込んだグラウンダーのシュートに反応し、右手で弾き出してゴールを死守。バレンシアは2-1のまま試合終了のホイッスルを聞き、今シーズン2勝目を挙げている。
同紙によると、D・アウヴェスのPKセーブはリーグ戦通算17本目(アルメリア所属時との合計)で、歴代首位となった。バルセロナなどで活躍した元スペイン代表GKアンドニ・スビサレッタ氏の記録と並んでいたが、ついに単独トップとなった。
PKストッパーとして名高いD・アウヴェス。セーブ数もさることながら、特筆すべきはPK阻止率の高さだ。合計37本のうち、17本を止めている。阻止率は約44.4パーセントで、半数近くのPKを止めている計算となる。スビサレッタ氏の阻止率が約15.5パーセントで、セーブ数歴代3位から5位の3名も20パーセント台であることから、D・アウヴェスのデータは群を抜いたものと言える。
『マルカ』報道、リーガ・エスパニョーラPKセーブ数歴代上位5名は以下のとおり(括弧内はセーブ数/合計のPK本数、阻止率)。
▼1位(17本/37本、約44.4パーセント)
ジエゴ・アウヴェス(ブラジル代表/現バレンシア)
▼2位(16本/103本、約15.5パーセント)
アンドニ・スビサレッタ氏(元スペイン代表/アスレティック・ビルバオ、バルセロナ、バレンシアなど)
▼3位(15本/70本、約21.4パーセント)
フランシスコ・ブーヨ氏(元スペイン代表/セビージャ、レアル・マドリードなど)
▼4位(14本/68本、約20.6パーセント)
ホセ・ラモン・エスナオラ氏(元スペイン代表/レアル・ソシエダ、ベティスなど)
▼5位(13本/57本、約22.8パーセント)
サンティアゴ・カニサレス氏(元スペイン代表/セルタ、レアル・マドリード、バレンシアなど)
By サッカーキング編集部
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