エイバルはレアル戦に黄色を基調とした2ndユニフォーム(右)で臨むのか注目される [写真]=Getty Images
今シーズン、UEFAスーパーカップ制覇を皮切りに開幕から公式戦6連勝を達成したレアル・マドリードだが、リーガ・エスパニョーラ第5節および第6節にチャンピオンズリーグ・グループステージ第2節と、ここに来て3試合連続でドローに終わっている。
そして、レアル・マドリードが勝ち点3を逃し続けていること以上に話題となっているのが、その対戦相手がビジャレアル、ラス・パルマス、ドルトムントと、いずれも黄色を基調とするユニフォームのチームであることだ。
とはいえ、“黄熱病”とも表現されているこの状況はまだ続く可能性があるようで、今週末に行われる第7節でレアル・マドリードと対戦するエイバルが、第4の“黄色い刺客”に名乗り出るか否かがちょっとした関心を集めている。
MF乾貴士が所属するエイバルは、1stユニフォームは赤紫色と青色の縦縞で不変であるのに対し、今シーズンの2ndユニフォームは黄色となっている。今回の一戦ではホームのレアル・マドリードが伝統の白色の1stユニフォームを着用するため、通常であればエイバルも両チームの識別が容易に可能な1stユニフォームを選択するところだ。しかし、偶然とも奇妙とも言えるレアル・マドリードの負の連鎖に乗じるべく、2ndユニフォームを着用するというアイデアも浮上しているという。
いずれにしても、エイバルがどちらのユニフォームを選択するのかは、2日のサンティアゴ・ベルナベウで明らかになる。そして、もしエイバルが2ndユニフォームを着用した場合、またもや“黄色い刺客”を前にしたレアル・マドリードがどのような結末を迎えるのか、試合への好奇心が増すことは間違いないだろう。
文=北村敦