ロナウジーニョはライカール監督とともにバルサで数々のタイトルを獲得した [写真]=Getty Images
ここ近年、100年を優に超えるクラブ史において最強時代を迎えているバルセロナで、その黄金期を幕開けさせたチームの大黒柱と指揮官の強い繋がりが改めて示された。
その選手と監督とはもちろん、共に2003年夏にバルセロナに入団し、2004‐05シーズンには6年振りのリーガ・エスパニョーラ制覇、2005‐06シーズンにはリーガ・エスパニョーラ連覇および14年振りのチャンピオンズリーグ制覇を達成した元ブラジル代表FWロナウジーニョとフランク・ライカールト氏のことだ。
昨年9月にフルミネンセを退団して以降はどのクラブにも所属していないものの、もう1シーズン現役を続ける意向を示している現在36歳のロナウジーニョは、先月30日に54歳の誕生日を迎えたライカールト氏に、自身の『Instagram』を通じて祝福のメッセージを送った。
「偉大な男が誕生日を迎えた。彼は優しさと謙虚さをもった人物だ。おめでとう、フランク・ライカールト!」
それと共に2人揃って満面の笑みを浮かべたバルセロナ時代の写真を掲載したロナウジーニョは、恩師のライカールト氏を自身にとって唯一無二の指導者として改めて称賛した。
「彼は自分がこれまでの長いキャリアで一緒に戦った中で最高の指揮官だ。僕達は共に多くの重要なタイトルを勝ち取った」
文=北村敦