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シメオネ監督の息子ジョバンニが断言「レアルは誰もが夢見るクラブだが、僕にとっては交渉すらあり得ない」

2016.10.05

シメオネ監督(右)の息子ジョバンニ(左)は現在ジェノアでプレーしている [写真]=Getty Images

 アトレティコ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督の息子として話題が先行しながらも、セリエAで現在2試合連続ゴール中と注目を集めているジェノアのU‐23アルゼンチン代表FWジョバンニ・シメオネが、イタリア紙『Corriere della Sera』とのインタビューで自身の現況や父親との関係について見解を述べた。

 この夏の移籍市場でリーベル・プレートからジェノアに加入したジョバンニは、有名人の息子ならではの苦労に言及したうえで、その状況から解放されるためにも父親を超える選手になるとの決意を表した。

「親の偉大さが付いて回る人生というのは簡単ではない。だからこそ、父を超えなければならないと思っている。僕が今ここにいるのは自分の実績によるものだということを、まずは証明する必要がある」

 現在21歳のジョバンニはまた、父親からの影響について説明するとともに、指揮官としての類まれな手腕に感服した。

「父からは気迫を学んだ。彼は真のリーダーであり、その点に関しては巨匠と言えるだろう。信じられないほどの熱狂に包まれたアトレティコのスタジアムで父が見せているのは魔法だ」

 一方、「もしレアル・マドリードからオファーがあったら?」との質問を受けたジョバンニは、父親が愛するクラブの宿敵への移籍は考えられないとの意思をきっぱりと示した。

「レアル・マドリードは誰もが夢見るクラブだが、僕にとっては交渉すらあり得ない。それは自分を育ててくれた父に対する裏切りになるからだ」

文=北村敦

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