バルセロナがバレンシアとの打ち合いを制した [写真]=Getty Images
リーガ・エスパニョーラ第9節が22日に行われ、バレンシアとバルセロナが対戦した。
前節、チェーザレ・プランデッリ新監督就任後の初戦を白星で飾ったバレンシアは、ホームで強敵撃破を狙う。対するバルセロナは、前節デポルティーボを4-0と一蹴すると、19日のチャンピオンズリーグ・グループステージ第3節でもマンチェスター・C相手に4-0と大勝。勢いをつけて今節に臨む。
序盤は互いになかなかシュートまで持ち込むことができないまま時間が進むと、バルセロナがアクシデントに見舞われる。12分に接触プレーで右ひざを痛めたアンドレス・イニエスタがプレー続行不可能となり、14分にイヴァン・ラキティッチが投入された。
だが、先制したのはバルセロナだった。22分、エリア内右でラキティッチからパスを受けたリオネル・メッシがワントラップから左足でシュート。これがゴール右下に決まった。
攻勢を強めるバルセロナは36分と38分にルイス・スアレスがエリア内でシュートチャンスを迎えたが、いずれもGKジエゴ・アウヴェスが好セーブで凌ぐ。
一方のバレンシアも44分、エリア内右でフリーとなったダニエル・パレホが決定機を迎えたが、GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンの股下を狙ったシュートは好セーブに阻まれてしまい、同点とはならず。このままバルセロナの1点リードで前半を折り返した。
後半に入るとバレンシアが反撃に出る。まずは52分、右からの折り返しをエリア内中央で受けたムニル・エル・ハダディが左足でゴール右に決めて同点に追いつく。
さらに56分、左サイドのナニから浮き玉のスルーパスを受けたロドリゴが左足ハーフボレーで合わせると、このシュートがゴール右隅に決まり、バレンシアが逆転に成功した。
追いかける展開となったバルセロナはここから猛攻を仕掛けると、62分にCKのこぼれ球をスアレスが押し込んで再び試合を振り出しに戻す。
その後は追加点を奪うのに苦労したバルセロナだったが、後半アディショナルタイム4分、スアレスがエリア内で倒されてPKを獲得。これをメッシがゴール左に決め、スコアは3-2に。このままタイムアップを迎え、バルセロナが劇的な勝利を収めた。
次節、バレンシアは31日に敵地でデポルティーボと、バルセロナは29日にホームでグラナダと対戦する。
【得点者】
0-1 22分 リオネル・メッシ(バルセロナ)
1-1 52分 ムニル・エル・ハダディ(バレンシア)
1-2 56分 ロドリゴ(バレンシア)
2-2 62分 ルイス・スアレス(バルセロナ)
2-3 90+4分 リオネル・メッシ(PK)(バルセロナ)
By サッカーキング編集部
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