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C・ロナウドの受賞が有力視されるバロンドール、主宰誌の読者はメッシ推し

2016.10.27

2016年バロンドール候補に挙げられたメッシ(左)とC・ロナウド(右)(写真は2015年) [写真]=Getty Images

 レアル・マドリードに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの受賞が有力視される2016年のバロンドール(年間世界最優秀選手賞)だが、同賞を主宰する『France Football』誌の読者はバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシを推しているようだ。

 24日に候補30名が発表されたバロンドールは、レアル・マドリードで昨シーズンのチャンピオンズリーグ、ポルトガル代表でこの夏のユーロ2016を制したC・ロナウドが、2年振り3度目(前身のFIFAバロンドールも含む)の受賞に輝くとの見方が多くを占めている。

2015-16シーズンのCLを制覇したC・ロナウド [写真]=Getty Images

2015-16シーズンのCLを制覇したC・ロナウド [写真]=Getty Images

 これに対し、バルセロナでリーガ・エスパニョーラおよびコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)を制したものの、アルゼンチン代表ではこの夏のコパ・アメリカ センテナリオ USA 2016で準優勝に終わったメッシは、2年連続6度目の受賞は難しいとの声が多い。

 ところが、『France Football』誌が「誰が最も受賞に相応しいか?」との読者アンケートを行ったところ、6万を超す回答が集まる中、メッシが46パーセントの支持を集めたのに対し、C・ロナウドは24パーセントの支持にとどまった。

 このような結果が出たのは、メッシが11試合で14ゴールを決めているのに対し、C・ロナウドは9試合で4ゴールに終わっているという、今シーズンの公式戦でのパフォーマンスの影響を大きく受けたからだろう。また、読者の大半を占めるフランス人の嗜好が反映されたとも考えられる。

今シーズンも好成績を残すメッシ [写真]=Getty Images

今シーズンも好成績を残すメッシ [写真]=Getty Images

 一方、FIFA(国際サッカー連盟)とのパートナーシップが解消され、『France Football』誌による単独表彰に戻ったバロンドールは、それに伴い各国代表の監督および主将による投票が無くなり、ジャーナリストによる投票のみとなった。これにより客観的な視点での投票が期待されるため、クラブでも代表でもヨーロッパ王者に輝いたC・ロナウドにとっては追い風になると見られている。

文=北村敦

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