セビージャ戦で決勝点を挙げたFWスアレス [写真]=Getty Images
バルセロナに所属するウルグアイ代表FWルイス・スアレスが、累積警告による出場停止が決まったことについて「都合が良い」と表現した。6日付けのスペイン紙『アス』などがコメントを伝えている。
バルセロナは6日、リーガ・エスパニョーラ第11節で日本代表MF清武弘嗣が所属するセビージャとアウェーで対戦。スアレスの決勝ゴールで、2-1の逆転勝利を収めた。しかし同選手は、88分に主審への抗議によって累積5枚目となるイエローカードを貰い、次節ホームで開催されるマラガ戦は出場停止で欠場することが決まった。
試合終了直後のフラッシュインタビューでこのことについて聞かれたスアレスは、「都合が良いことなのは明らかだ」とコメント。「重要な試合をクリーンな状態で迎えることができるのだからね」と、出場停止によるメリットを強調した。
バルセロナは、スアレスが出場停止となるマラガ戦の翌節に敵地でレアル・ソシエダと対戦するが、試合会場となるアノエタでは、ここ6シーズン連続で勝利がなく4連敗中。いわば鬼門の地となっている。さらに1週間後の12月3日には、現在首位に立つレアル・マドリードをホーム迎える大一番“エル・クラシコ”が控えている。スアレスは次節のマラガ戦で累積警告を消化することで、その後に待ち受ける重要な2試合に問題なく出場できる可能性が高まった。本人はその状況を「都合が良い」と歓迎しているようだ。
セビージャ戦では、バルセロナが誇る3トップ“MSN”の3人全員がイエローカードを受け、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシはあと2枚、ブラジル代表FWネイマールはあと1枚の警告で、累積警告による出場停止処分が科されることになる。スアレスがたまっていたカードを精算した一方で、今度はネイマールにリーチがかかっている。
(記事/Footmedia)
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