プジョル氏が夢見ながらも指導を受けられなかった指揮官は? [写真]=Getty Images
バルセロナの伝説的な選手であり、闘将として知られる元スペイン代表DFのカルラス・プジョル氏には、現役時代に夢見ながらも指導を受けられなかった指揮官がいるという。
バルセロナではジョゼップ・グアルディオラ監督の下で2009年に前人未到の6冠を成し遂げ、スペイン代表ではルイス・アラゴネス監督の下で2008年にユーロ制覇、ビセンテ・デル・ボスケ監督の下で2010年にワールドカップ制覇を達成するなど、スペイン有数の名将の下で数々の成功を収めたプジョル氏。同様の共闘が実現しなかったのは、アルゼンチン指折りの名将であるマルセロ・ビエルサ氏だという。
実際、この度メキシコで開催されたイベントでビエルサ氏と同席したプジョル氏は、一緒に肩を並べて撮った写真を自身のインスタグラムに掲載すると共に、「できる事なら彼と一緒に仕事がしたかった」とのメッセージを添えた。
選手としてはビエルサ氏の下で戦う機会を得られなかったプジョル氏だが、テクニカルスタッフとしてタッグを組むことはもちろん可能だ。実際、2014年末にはロベルト・マンチーニ監督のアシスタントコーチに就任する話が現実味を帯びていた経緯があるプジョル氏には、今月1日に解任したフランク・デ・ブール監督の後任をまだ決定できていない同クラブに、ビエルサ氏と共に右腕として入閣する可能性があるのではとの飛躍した憶測も、今回の写真を機に上がっている。
文=北村敦