ポルトに所属する元スペイン代表GKイケル・カシージャスが、同国代表守護神への復帰を諦めていないことを明らかにした。FIFA(国際サッカー連盟)の公式サイト『FIFA.com』が8日に報じている。
2015年にレアル・マドリードからポルトに加入した35歳のカシージャスだが、ユーロ2016以降はスペイン代表の守護神の座からは遠ざかっており、2018FIFAワールドカップ予選で同国代表を率いるフレン・ロペテギ監督は、マンチェスター・UのGKダビド・デ・ヘアとナポリのGKホセ・マヌエル・レイナらを選出している。
しかし同サイトによるとカシージャスは、スペイン紙『マルカ』のインタビューで、「スペイン代表への復帰を諦めていない。もし監督が招集してくれたら嬉しいよ」とコメント。代表チームへの想いを明かした。
その上で、「でも、代表から遠ざかっているのは事実。彼(ロペテギ監督)がデ・ヘアを選んでいるのは賢い選択だと思う。スペイン人としては、彼らに優勝して欲しいし、そうなったら幸せだ」と続け、ロペテギ監督の選手選考に理解を示した。
さらにカシージャスは、「ロペテギ監督のチームには楽観的な見方をしているよ。彼らはよい仕事をしていると思う。監督は欧州を制覇したU-21代表チームから多くの選手を昇格させている。これからはもっと彼らに責任を与えていかないとならないだろう」と語り、スペイン代表の若手の台頭に期待を寄せた。
スペイン代表は11月12日の2018 FIFAワールドカップ ロシア 欧州予選第4節でマケドニア代表と対戦し、15日には敵地でイングランド代表との国際親善試合に臨む。