テニス観戦をしたモウリーニョ監督(左)とピケ(右) [写真]=Getty Images
バルセロナに所属するスペイン代表DFジェラール・ピケと、マンチェスター・Uを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が、テニス観戦で鉢合わせをするという出来事があった。
テニス好きで知られるピケとモウリーニョ監督は13日、ATP(男子プロテニス協会)ツアーの年間最終戦であるワールドツアー・ファイナルズを現地で観戦するため、ロンドンを訪れた。
ピケが「モウリーニョはスペインのフットボールを破壊している」と痛烈に批判したこともあるなど、かつてはバルセロナの選手とレアル・マドリードの指揮官として対立関係にあった両者。当然ながら、示し合わせて会場入りをしたわけではない。ところが、2人の座席は偶然にも同じボックス席にあり、両者は別の観客1人を間に挟むだけという至近距離に。錦織圭も出場する同大会の開幕戦であるノバク・ジョコヴィッチ対ドミニク・ティエムの試合を観戦した。
この面白い“ニアミス”が起きた理由は3つある。両者がテニスの大ファンであることに加え、この週末は国際Aマッチウイークであるため、リーガ・エスパニョーラもプレミアリーグも試合が開催されなかった。さらにピケが負傷によりスペイン代表に招集されていなかったことも、両者の“接近”をもたらす一因となった。
一方、フットボール界の有名人2名に挟まれるという形となった男性は、両者と会話をしていた模様。終始にこやかだったピケ、仏頂面だったモウリーニョ監督、双方と会話をする姿が試合中に何度かテレビカメラに抜かれている。
文=北村敦