プジョル氏が選んだベストイレブンは?
闘将としてバルセロナおよびスペイン代表に数々のタイトルをもたらしたカルラス・プジョル氏が、通常とは異なる視点での興味深いベストイレブンを選出した。
英紙『The Times』とのインタビューで、これまでクラブおよび代表で対戦した選手の中からベストイレブンを選ぶよう求められたプジョル氏は、アルゼンチン代表のFWリオネル・メッシや元スペイン代表のMFシャビといった選手を加えられないという制約の中でメンバー選考を行った。
バルセロナで慣れ親しんだ4‐3‐3のシステムをチョイスしたプジョル氏は、ゴールマウスにはイタリア代表のジャンルイジ・ブッフォンを、ディフェンスラインには元アルゼンチン代表のハビエル・サネッティ氏、元イタリア代表のアレッサンドロ・ネスタ氏、同じく元イタリア代表で自身のアイドルでもあるパオロ・マルディーニ氏、元ブラジル代表のロベルト・カルロス氏をそれぞれピックアップ。守備陣は全てセリエA経験者で固めた。
また、中盤の3選手は、引退選手から元オランダ代表のクラレンス・セードルフ氏および元フランス代表のジネディーヌ・ジダン氏、現役選手から元イタリア代表のアンドレア・ピルロと、やはりセリエA経験者を並べた。
これに対し3トップは、セリエA経験者ではなくプレミアリーグ経験者で固められ、両ウィングにはオランダ代表のアリエン・ロッベンおよびアルゼンチン代表のセルヒオ・アグエロが、センターフォワードには元コートジボワール代表のディディエ・ドログバがそれぞれ指名された。
全体的に渋い選考を行ったプジョル氏だが、バルセロナの宿敵であるレアル・マドリードの在籍経験者からは、ロベルト・カルロス氏、クラレンス・セードルフ氏、ジネディーヌ・ジダン氏、アリエン・ロッベンの4名をベストイレブンに抜擢している。
■プジョル氏が選んだベストイレブン
(4-3-3)
GK:ジャンルイジ・ブッフォン
右SB:ハビエル・サネッティ
CB:アレッサンドロ・ネスタ
CB:パオロ・マルディーニ
左SB:ロベルト・カルロス
CM:アンドレア・ピルロ
CM:クラレンス・セードルフ
CM:ジネディーヌ・ジダン
右WG:アリエン・ロッベン
CF:ディディエ・ドログバ
左WG:セルヒオ・アグエロ
文=北村敦