メッシのゴールで追い付いたバルセロナだが、逆転には至らずドローに終わった [写真]=Getty Images
リーガ・エスパニョーラ第13節が27日に行われ、レアル・ソシエダとバルセロナが対戦した。
5位レアル・ソシエダが2位バルセロナをホームに迎えての一戦。バルセロナは敵地アノエタでの直近6試合で1分け5敗と、大の苦手としている。だが、前節終了時点で4ポイント差だった首位レアル・マドリードが今節すでに白星を手にしており、さらに次節はそのレアル・マドリードとの“クラシコ”を控えているだけに、この試合はなんとしても勝利がほしいところだ。先発にはFWリオネル・メッシ、FWルイス・スアレス、FWネイマールらが起用された。
序盤から試合を優位に進めるレアル・ソシエダは18分、ユーリ・ベルチチェがペナルティエリア内左でDFをかわしてクロスを供給。ファーサイドに走り込んだシャビ・プリエトがヘディングで合わせたが、シュートは枠の左へ外れた。
さらに直後の19分、スルーパスでディフェンスラインの裏に抜け出したカルロス・ベラが左足でゴールを狙ったが、ここはわずかに右へ逸れた。
その後もレアル・ソシエダが主導権を握り続けたものの、ゴールを奪うには至らず、前半はスコアレスで折り返す。
バルセロナはハーフタイムにイヴァン・ラキティッチを下げ、デニス・スアレスを後半のピッチへ送り出した。
51分、バルセロナはエリア手前左でスアレスがファウルを受けてFKを獲得。ネイマールが右足で狙うと、シュートは枠の左を捉えたが、ここはGKに阻まれた。
するとピンチを凌いだレアル・ソシエダが53分に試合を動かす。自陣からのロングパスでベラがエリア内中央に抜け出し、右足でシュート。ここはGKにブロックされたが、こぼれ球をウィリアン・ジョゼがヘディングで狙うと、ゴール前のカバーに戻ったDFジェラール・ピケがクリアしきれず、ボールはネットを揺らした。
先制を許したバルセロナは59分、ネイマールが左サイドをドリブルで突破し、マイナス方向に折り返す。これをエリア内中央で受けたメッシがワントラップから左足一閃。このシュートがゴール右下に突き刺さり、試合はすぐに振り出しに戻った。
レアル・ソシエダは76分、エリア手前左でパスを受けたベラが左足でミドルシュートを放ったが、惜しくもクロスバーを直撃。さらにこぼれ球をフアンミが押し込んだが、オフサイドの判定で得点は認められなかった。
一方のバルセロナは81分、スルーパスで抜け出したD・スアレスがGKをかわして、やや角度のないところからシュートを放ったが、カバーに戻ったDFにブロックされてしまう。
終盤に差し掛かった83分、レアル・ソシエダは再びベラがミドルレンジから左足で狙ったが、今度は左ポストに阻まれ、勝ち越しゴールとはならなかった。
結局このまま決勝ゴールは生まれず、試合は1-1のままタイムアップ。バルセロナは、またも敵地アノエタで白星を挙げることはできず、レアル・マドリードとの直接対決を前に痛恨のドローとなった。
By サッカーキング編集部
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