リヨンとセビージャが対戦した [写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第6節が7日に行われ、リヨン(フランス)と日本代表MF清武弘嗣の所属するセビージャ(スペイン)が対戦した。
決勝トーナメント進出を目指す両チーム。前節終了時点ではセビージャが優位な状況にあり、リヨンがグループステージ突破を決めるには2点差以上をつけての勝利が求められる。重要な一戦にリヨンはエースのフランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットらを起用。対するセビージャは、清武がベンチスタートとなった一方、元フランス代表MFサミル・ナスリ、スペイン代表MFビトーロなどが先発に名をつらねた。
最初にチャンスを作ったのはリヨン。3分、エリア中央のマチュー・ヴァルブエナが、右サイドからの横パスを受けるとそのまま右足でダイレクトシュート。ボールは枠をとらえるが、GKセルヒオ・リコが右手一本で防ぐ好セーブを見せた。
セビージャは19分、左サイドを駆け上がったビトーロが、セルヒオ・エスクデロからのスルーパスをエリア内で受け、GKアントニー・ロペスとの1対1を迎える。ビトーロは体を開いて右足でシュートを打ったが、ボールは右ポストをたたき、得点には至らなかった。
直後の24分、リヨンにビッグチャンス到来。右サイドのラファエウ・ダ・シウヴァがクロスを上げると、エリア内にフリーで走りこんだコランタン・トリソが頭で合わせた。しかしこの叩き付けたシュートは、地面に跳ね返ってクロスバーに直撃。ネットを揺らすことはできない。
その後も主導権を握ったのはリヨン。37分には、エリア左でフリーとなったヴァルブエナが右足でシュートを打つが、これもクロスバーをたたき得点とはならなかった。結局前半はスコアレスで終える。
後半に入っても得点の必要なリヨンが押し込む展開。それでも、スコアは動かないまま時間だけが経過する。70分には敵陣でボールを奪い、ラカゼットが右足のミドルシュートを放つが、ボールはポスト右へ外れた。
後半アディショナルタイム2分には、ラファエウのシュート性のボールにムクタル・ディアカビが飛び込むが、これもネットを揺らすことはできなかった。
結局試合はこのままタイムアップ。セビージャがリヨン攻撃陣を封じ、0-0でゲームを終えた。この結果、セビージャの決勝トーナメント進出が確定した。なお、清武の出番はなかった。
決勝トーナメント1回戦の抽選会は12日にスイス・ニヨンで行われる。
By サッカーキング編集部
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