先制ゴールをもたらしたスアレス [写真]=Getty Images
リーガ・エスパニョーラ第15節が10日に行われ、オサスナとバルセロナが対戦した。
前節は首位レアル・マドリードを相手にリードを奪いながら、終了間際に追いつかれて勝ち点差を「6」から縮めることができなかった2位バルセロナ。3試合連続ドローと足踏みが続いており、なんとしても悪い流れを断ち切ってレアル・マドリードに食らいついていきたいところだ。今節は筋肉疲労の治療によりネイマールがメンバー外となった一方で、左足ハムストリングを負傷していたサミュエル・ユムティティが11月6日以来のリーグ戦先発復帰。そのほかGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲン、MFイニエスタ、アルダ・トゥラン、FWリオネル・メッシ、ルイス・スアレスらがスタメンに名を連ねている。
オサスナは現在4連敗中。勝ち点は僅かに「8」と低迷しており、前節終了時には最下位へ転落した。強豪バルセロナを相手に、ホームでどれだけの戦いを見せられるか、注目が集まる。昨シーズンにはエルチェで2部得点王に輝いたFWセルヒオ・レオンや、MFロベルト・トーレス、FWオリオール・リエラらが起用された。
8分、バルセロナが絶好のチャンスを迎える。アンドレ・ゴメスからエリア手前でパスを受けたメッシが、左足アウトサイドで浮き球のボールをゴール前へ送る。反応したスアレスがシュートに持ち込むが、惜しくもゴールの左に外れた。さらに13分、左サイドを駆け上がったジョルディ・アルバがグラウンダーのクロスを送ると、エリア内でスアレスが後ろ向きにトラップし、ディフェンダーを背負いながら振り向きざまに右足のシュートを放つ。しかしこれは右ポストに直撃し、ゴールとはいかない。
15分、エリア右に抜け出したスアレスがゴール前に折り返すと、メッシがシュートを放つが、GKナウセ・ペレスの好守に阻まれた。25分にもスアレスのパスからメッシがチャンスを迎えたが、ループシュートを再びペレスが弾いて防ぐ。一方のオサスナは30分、左サイドからのクロスを逆側から走り込んだミゲル・デ・ラス・クエバスがトラップ。右足でゴール前にシュート性の低いボールを送ると、リエラが足を伸ばして押し込もうとするが、届かない。
37分、エリア手前でバルセロナがボールをカット。イニエスタが遠目の位置から浮いたボールを左足ボレーで叩くが、枠を捕えることはできない。43分にはアルダが右サイドの深い位置からエリア内にパスを送り、ニアサイドに走り込んだメッシが左足を振り抜いたが、左に外れてしまう。
前半はバルセロナが攻め続ける展開となったが、オサスナがGKのN・ペレスを中心にゴールを守りきり、得点が生まれないまま終了した。
49分、オサスナはピッチ中央からドリブルを仕掛けたS・レオンが、エリア外から長距離のループシュートを放つ。GKテア・シュテーゲンは反応しきれなかったが、ボールはバーに直撃して跳ね返った。
すると59分、メッシがエリア手前でボールをキープし、エリア左にスルーパスを通す。アルダがゴール前に折り返すと、フリーになっていたスアレスが押し込んでネットを揺らした。前半から攻め立てていたバルセロナが、ついにオサスナゴールをこじ開ける。
リードを奪ったバルセロナは65分にトゥランを下げてデニス・スアレスを投入する。すると72分、左サイドでD・スアレスがJ・アルバにパスを送ると、その折り返しをメッシが流し込み、2-0とした。
さらに後半アディショナルタイム2分、エリア外からメッシがドリブルで3人をかわしてエリアに入り、ダメ押しゴールをマーク。リードを広げる。
そのまま試合は終了し、バルセロナが3-0でアウェーゲームを勝利で終えた。次節はオサスナがアウェーでデポルティーボと対戦。バルセロナがカンプ・ノウでエスパニョールとのダービーを迎える。
【得点者】
0-1 59分 ルイス・スアレス(バルセロナ)
0-2 72分 リオネル・メッシ(バルセロナ)
0-3 90+2分 リオネル・メッシ(バルセロナ)
By サッカーキング編集部
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