レアル・マドリードに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが、2016年度のバロンドールを受賞。これを受けて、C・ロナウドがコメントを発表し、12日付のスペイン紙『マルカ』など複数のメディアが報じている。
1956年に創設されたバロンドールは、2010年からFIFA(国際サッカー連盟)とのパートナーシップにより名称を“FIFAバロンドール”(年間最優秀選手賞)と改めていたが、2015年度をもって契約満了となり、今年度から『フランス・フットボール』主催の「バロンドール」が復活。前年度に最多5度目の受賞をしたバルセロナに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシら候補者30名の中から、C・ロナウドが2年ぶり4度目の受賞を果たした。
C・ロナウドは「僕にとって、バロンドールを受賞することは素晴らしい栄誉だ」とコメント。「初めてもらった時のような気持ちだし、再び夢が叶ったんだ。4度も勝ち取ることができるなんて思ってもなかった。幸せだよ」と、喜びを示した。
また、「全てのチームメイトに感謝したい。ナショナルチームもレアル・マドリードもね。レアル・マドリードかポルトガル代表が優勝していなかったら、僕が受賞していなかった。いつもチームが第一だよ」と続け、クラブと代表の両チームへの感謝の思いを伝えた。
C・ロナウドは2015-16シーズン、クラブと代表の両方で活躍。チャンピオンズリーグでは12試合出場16ゴールを記録し、レアル・マドリードの11度目の欧州制覇に貢献した。さらに今夏に行われたユーロ2016では全7試合に出場し、3ゴールをマーク。開催国フランスとの決勝はケガにより負傷交代となったが、キャプテンとして最後までチームメイトを鼓舞し続け、ポルトガル代表を初のヨーロッパ王者へと導いた。