2002年のトヨタカップ制覇を果たしたレアル・マドリード [写真]=Getty Images
15日にキックオフを迎えるFIFA クラブワールドカップ ジャパン 2016 準決勝のレアル・マドリードvsクラブ・アメリカ。欧州王者の大会初戦を前に、スペイン紙『マルカ』が、決戦の舞台である横浜国際総合競技場にスポットライトを当てている。
同紙は「ヨコハマ、たった19年の間に歴史が詰まっているスタジアム」というタイトルの記事で、1997年の完成から現在までに至るまでのヒストリーを紹介。2002年の日韓ワールドカップに向けて建設され、同大会でブラジル代表とドイツ代表による決勝戦が開催されたことや、FIFAクラブワールドカップでは過去7度にわたって決勝戦の会場になったこと、また前身大会のインターコンチネンタル・カップ(トヨタカップ)と2001年のコンフェデレーションズカップの舞台にもなっていたことが伝えられている。さらに、横浜F・マリノスが本拠地として使用しており、2019年のラグビー・ワールドカップや2020年の東京オリンピックでは、会場の1つになる予定であることも紹介されている。
一方で同紙は、横浜国際総合競技場が「スペイン勢に幸運をもたらすスタジアム」だとし、スペインのクラブが同スタジアムと好相性だと指摘している。2002年にはジネディーヌ・ジダン監督が選手として在籍していたレアル・マドリードが、パラグアイのオリンピアを破ってトヨタカップ(当時)を制覇。さらに2011年と2015年には、バルセロナが同スタジアムで2度、世界王者に輝いた。ただし“レアル・マドリード寄り”のメディアとして知られている『マルカ』らしく、2006年にはバルセロナがインテルナシオナウに敗れて“世界一”の称号を逃したことも強調している。
再び日本を訪れたジダン監督は、縁起の良い横浜国際総合競技場で新たな勲章を手にすることができるのか。まずは準決勝のクラブ・アメリカ戦で、どのような戦いを見せるのか注目したい。
(記事/Footmedia)
By Footmedia