レアル・マドリードに敗れたクラブ・アメリカのラ・ボルペ監督 [写真]=FIFA via Getty Images
FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016準決勝が15日に行われ、北中米カリブ海サッカー連盟代表のクラブ・アメリカ(メキシコ)は、欧州サッカー連盟代表のレアル・マドリード(スペイン)に0-2で敗れた。試合後、同クラブを率いるリカルド・ラ・ボルペ監督が会見に出席している。
クラブ・アメリカは立ち上がりから複数回のチャンスを作ったが、先制することはできない。すると前半終了間際にフランス代表FWカリム・ベンゼマに得点を許した。1点差の状態で終盤に突入し緊張感のある展開となったが、ゴールを奪えず。最終的にポルトガル代表クリスティアーノ・ロナウドにダメ押し点を決められて0-2と敗北した。
ラ・ボルペ監督は「ポゼッションを狙い、中盤で戦おうとした。ボール保持は我々の方が多かったと思っている。自分たちには正確さが足りなかった。もっと深く切り込めばよかった」と、試合を総括。その上で「今日はビッグチャンスを失ったと考えている。メキシコサッカーの歴史を変える試合にしたかったが、そうはならなかった。結果は素直に受け止めたい」と、準決勝での敗退を悔やんだ。
ゲーム全体の満足度について尋ねられると「試合は均衡していたし、相手が有利だとは思わなかった。今日は運がなかったし、アグレッシブさも欠けていたよ。試合はコントロールしたし、相手にチャンスをそこまで作らせなかった。ボール回しはパスミスがあったし、正確さが欠けていたとしか言えないね」と、レアル・マドリードにチャンスを作らせなかったことを評価した上で、自チームのミスを指摘している。
準決勝で敗れたクラブ・アメリカだが、18日に3位決定戦で南米サッカー連盟代表のアトレティコ・ナシオナル(コロンビア)と対戦する。次戦に向けてラ・ボルペ監督は「もう少しゆっくり考えてから、今日の試合を判断したい」と、具体的なコメントはせずに会見を終えている。
By サッカーキング編集部
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