スペイン代表前監督のビセンテ・デル・ボスケ氏が、レアル・マドリードを率いるジネディーヌ・ジダン監督を擁護するコメントを残した。19日付のスペイン紙『アス』が報じている。
レアル・マドリードは15日、リーガ・エスパニョーラ第18節でセビージャに1-2と敗れ、公式戦無敗記録が「40」でストップ。すると、18日に行われたコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)準々決勝ファーストレグのセルタ戦でも1-2で敗れた。ジダン監督にとっては、就任後初の公式戦2連敗。セルタ戦後、同監督は「今は、乗り越えなければいけない悪い時期にある」とコメント。厳しい状況に直面していることを認めていた。
しかし、ジダン監督が現役時代にレアル・マドリードでプレーしていた当時、チームを率いていたデル・ボスケ氏は「彼はとても良くやっている」と仕事ぶりを改めて評価。さらに「監督というのは勝利のためだけでなく、負けた時のためにも存在しているんだ」と話し、かつての教え子を擁護した。
またデル・ボスケ氏は、レアル・マドリードのコパ・デル・レイ準決勝進出の可能性についても言及。「今はセルタがリードしているが、まだアウェーでの試合が残っている。セルタは良いプレーをしているが、レアル・マドリードは偉大なチームであり、スコアをひっくり返すことは可能だ」とコメントし、古巣の逆転での勝ち上がりに期待を寄せた。
セルタの本拠地バライードスで行われるセカンドレグは25日に開催される。ジダン監督はこの難局を乗り越えることはできるだろうか。
(記事/Footmedia)