セビージャ加入からわずか半年で退団となった清武 [写真]=Getty Images
2月1日に日本代表MF清武弘嗣のセレッソ大阪への完全移籍を発表したセビージャだが、今冬の移籍市場では、特に積極的な動きを見せたクラブとなった。2月2日付けのスペイン紙『アス』が伝えている。
セビージャは、1月5日にフランス人DFクレマン・ラングレの完全移籍での加入を発表すると、1月10日にはモンテネグロ代表FWステヴァン・ヨヴェティッチを今シーズン終了までのレンタルで獲得。さらに1月27日には、アルゼンチン代表MFワルテル・モントーヤの加入も決まり、今冬の移籍市場だけで3選手の獲得に成功した。『アス』によると、今シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント進出クラブのなかで今冬に3人の新戦力が加わったのは、セビージャ、ユヴェントス、ベンフィカの3クラブだけだったという。
一方でセビージャは、人員整理も同時並行で進めていた。C大阪への完全移籍が決まった清武のほかにも、戦力外状態にあったフランス人DFティモテ・コロジェチャクをボルシアMGに売却。さらに、パリ・サンジェルマンからレンタル移籍していたイタリア代表GKサルヴァトーレ・シリグとの契約を解消し、獲得した人数と同数の3選手を放出した。
獲得と放出を合わせ6選手の移籍を実現させたセビージャについて、『アス』は「(スポーツディレクターの)モンチ氏が、冬の移籍マーケットの活用術を再び披露した」と称賛。その積極性を高く評価している。
セビージャは今シーズン、リーガ・エスパニョーラとCLの2冠達成の可能性を残しているが、今冬にさらなる変容を遂げた彼らは今後も快進撃を続けられるのか。さらに注目が集まる。
(記事/Footmedia)
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