国王杯決勝に駒を進めたバルセロナ [写真]=Getty Images
コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)準決勝セカンドレグが7日に行われ、バルセロナとアトレティコ・マドリードが対戦した。
2月1日のファーストレグを2-1と先勝したバルセロナ。大会2連覇中の同クラブが、本拠地カンプ・ノウへ戻って決勝進出を目指した。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスらが先発。ネイマールは累積警告で出場停止となっている。対するアトレティコ・マドリードは、ファイナルに駒を進めるために2得点を奪うことが絶対条件。フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンや、スペイン代表FWフェルナンド・トーレスがスタメン出場した。
試合開始から6分、アトレティコ・マドリードはバルセロナのCKから一気にカウンター。最後はヤニック・フェレイラ・カラスコが左サイドから中央へカットインして右足を振りぬいた。しかしGKヤスパー・シレッセンがパンチングで防ぐ。
押される時間が続いたバルセロナは43分、ピッチ中央でボールを持ったメッシが、細かいタッチでボールを持ち運び、左足でミドルシュート。これはGKミゲル・アンヘル・モヤが左手一本で防ぐが、こぼれ球をスアレスが押し込み、先制ゴールを奪った。結局バルセロナがリードして前半を終える。
後半開始直後、アトレティコ・マドリードにアクシデントが発生する。ニコラス・ガイタンとディエゴ・ゴディンがそれぞれ足を負傷し、交代を余儀なくされた。アンヘル・コレアとリュカ・エルナンデスが投入される。
バルセロナは57分、F・ルイスに対するタックルでセルジ・ロベルトにこの試合2枚目のイエローカードが提示され、数的不利となる。しかしアトレティコ・マドリードも69分、ジェラール・ピケにスライディングタックルしたカラスコが、2枚目のイエローカードを受け退場処分となった。
77分、右サイドでスアレスが倒されてFKを獲得。ここでキッカーを務めたメッシが直接ゴールを狙うが、これはクロスバーに直撃し、得点には至らなかった。
アトレティコ・マドリードは79分、ケヴィン・ガメイロがディフェンスラインの裏へ抜け出すと、ピケのタックルで倒されてPKを獲得。ここでガメイロ自身がシュートを打つが、ボールはクロスバーの上へ飛び、ビッグチャンスを逃した。
それでも83分、エリア左へグリーズマンが抜けると、グラウンダーのクロスにガメイロが反応。落ち着いてゴールに流し込み、アトレティコ・マドリードが同点に追いついた。
しかしアトレティコ・マドリードの反撃はここまで。90分にスアレスが退場になりながらも、バルセロナが1-1のまま試合を終え、2試合合計3-2で勝利した。この結果、バルセロナがファイナル進出。大会3連覇へ王手をかけた。
【スコア】
バルセロナ 1-1(2試合合計:3-2) アトレティコ・マドリード
【得点者】
1-0 43分 ルイス・スアレス(バルセロナ)
1-1 83分 ケヴィン・ガメイロ(アトレティコ・マドリード)
By サッカーキング編集部
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