決勝ゴールを決めたメッシ(左) [写真]=Getty Images
リーガ・エスパニョーラ第24節が26日に行われ、アトレティコ・マドリードとバルセロナが対戦した。
前節終了時点で4位のアトレティコ・マドリードと2位のバルセロナによる上位対決。互いにライバルを叩いて、首位レアル・マドリードにプレッシャーをかけたいところだ。ホームのアトレティコ・マドリードは、スロヴェニア代表GKヤン・オブラクとウルグアイ代表DFディエゴ・ゴディンが戦列復帰。好調のフランス代表FWケヴィン・ガメイロも先発に並んだ。対するバルセロナは、最終ラインの一角に同DFジェレミー・マチューを起用。前線はアルゼンチン代表FWリオネル・メッシとウルグアイ代表FWルイス・スアレス、ブラジル代表FWネイマールの3枚で構成された。
試合開始から攻勢を仕掛けたのはバルセロナ。7分、ピッチ中央でボールを持ったメッシが左足でミドルシュートを放った。しかしこれはクロスバーの上へ外れる。
対するアトレティコ・マドリードは16分、エリア右でクリアボールを拾ったアントワーヌ・グリーズマンが、体を倒しながら左足を振りぬく。シュートは枠をとらえるが、ここはDFサミュエル・ユムティティが足を伸ばしてブロックした。26分にもグリーズマンがエリア外から右足でシュートを放つが、GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲン右手一本で防ぎ、チームを救った。
直後の29分、バルセロナはゴール前の混戦からスアレスがヘディングシュートを放ってネットを揺らした。しかし直前のプレーで反則があったとして、得点は認められなかった。
38分、バルセロナはゴール前でFKを獲得。ここでキッカーを務めたメッシのシュートは枠をとらえるが、GKオブラクがビッグセーブで対応し、得点を与えなかった。結局スコアレスで前半を終える。
後半開始直後の49分、ディフェンスラインの裏へ抜け出したスアレスがスルーパスを受け、GKオブラクとの1対1を迎える。しかし右足インサイドで放ったシュートはポスト右へ外れた。
それでも64分、バルセロナはスアレスのエリア右から放ったシュートがDFにあたってこぼれると、ラフィーニャがいち早く反応。すぐさま右足を振りぬき、ボールをゴール左下へ流し込んだ。
1点を追うアトレティコ・マドリードは68分にフェルナンド・トーレスをピッチへ送りこむ。すると70分、左サイドで得たFKからニアサイドのゴディンがヘディングシュート。ボールはGKテア・シュテーゲンの肩口を抜け、ネットを揺らした。
86分、激闘に終止符が打たれる。バルセロナはFKのセカンドボールを拾い、スアレスがエリア右から折り返す。これを引き取ったメッシのシュートは一度防がれるが、こぼれたところを自ら押し込み、勝ち越しゴールを奪った。
試合はこのままタイムアップ。敵地でバルセロナが2-1の勝利を収め、貴重な勝ち点3を積み上げた。一方のアトレティコ・マドリードは、タイトルレースから一歩後退した。
次節、アトレティコ・マドリードは敵地でデポルティーボと、バルセロナはホームでスポルティング・ヒホンと対戦する。
【スコア】
アトレティコ・マドリード 1-2 バルセロナ
【得点者】
0-1 64分 ラフィーニャ(バルセロナ)
1-1 70分 ディエゴ・ゴディン(アトレティコ・マドリード)
1-2 84分 リオネル・メッシ(バルセロナ)
By サッカーキング編集部
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