エイバルMF乾貴士はオサスナ戦で2試合ぶりの先発出場となった(写真は前節レアル戦のもの)[写真]=Getty Images
リーガ・エスパニョーラ第27節が13日に行われ、オサスナとMF乾貴士の所属するエイバルが対戦した。乾は左MFで2試合ぶりの先発出場となった。
前節はレアル・マドリードをホームに迎え1-4で敗れ、2試合勝利から遠ざかるエイバル。今節は、敵地で6連敗中の最下位オサスナと対戦した。前回の対戦は昨年10月の第8節で、エイバルがホームで2-3の敗戦。現在18試合未勝利のオサスナが今シーズンでここまで唯一挙げた白星だった。低迷するクラブ相手に連敗を避けたいエイバルがリベンジを狙う。
試合はエイバルが攻勢に出るが、相手GKサルヴァトーレ・シリグの好セーブもあり、なかなかゴールを奪えない。24分には、左サイドでパスを受けた乾が、ドリブルで中央へ切り込み、枠の左を狙った右足シュート。29分にもエリア手前右から強烈な右足シュートを放つが、いずれもGKシリグのセーブに阻まれる。これには乾も思わず苦笑いを見せた。エイバルはその後も左サイドを中心に攻め込み、乾もチャンスを作ったが、前半はスコアレスで終了した。
後半に入っても主導権を握るエイバルは52分、エリア内右にいた乾がセカンドボールに反応し、右足を振り抜くが、シュートはゴールラインにいた相手DFにブロックされた。一方のオサスナは、ロベルト・トーレスがエリア手前中央でこぼれ球に反応し、ダイレクトで左足シュートを放つが、わずかに枠の左に外れた。直後の63分に乾はルベン・ペーニャとの交代でピッチを後にした。
エイバルは72分に均衡を破る。右サイドを抜け出したアンデル・カパがエリア内右の深い位置まで進入し、マイナスの折り返し。これをキケ・ガルシアが右足ダイレクトで合わせてゴールネットを揺らした。
しかし、先制も束の間、79分に試合を振り出しに戻される。オサスナは中央でのリズムよいパス交換で攻め上がると、エリア内右のハイメ・ロメロがシュート性のグラウンダークロス。ファーサイドのケナン・コドロが右足で合わせて同点ゴールを奪った。
エイバルは同点で勢いに乗ったオサスナにチャンスを作られるが、GKジョエル・ロドリゲスの好セーブでピンチを逃れる。試合はこのままタイムアップを迎え、1-1で終了。エイバルは最下位オサスナと引き分け、3試合勝利から遠ざかる結果となった。なお、先発で奮闘していた乾だが、63分で途中交代となった。
By サッカーキング編集部
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