バルセロナを指揮するルイス・エンリケ [写真]=Urbanandsport/Getty Images
リーガ・エスパニョーラ第31節のマラガ戦で、リーグ3連覇達成に向けて痛い黒星を喫したバルセロナだが、この試合での“あるシーン”が話題となっている。10日付けのスペイン紙『マルカ』が伝えている。
話題となっているのは、32分のマラガFWサンドロ・ラミレスの先制ゴール直後の場面。ゴールは、S・ラミレスが後方からのロングパスに反応して、高い位置を取っていたバルセロナの最終ラインの後方の広大なスペースに飛び出したことから生まれ、バルセロナの選手たちはオフサイドを主張していた。
そんな選手たちの一方で、スペインメディア『モビスター・プラス』のカメラは、ベンチに座って黙々とiPadを操作するルイス・エンリケ監督の姿を捉えていた。その映像によると、iPadを通してマラガ側のオフサイドがなかったことを確認したエンリケ監督は、ヒル・マンサーノ主審に対して抗議を行っていたスペイン代表MFセルヒオ・ブスケツに対して「あれはオフサイドじゃない!違うから切り替えろ!」と叫び、抗議を制止。その後ベンチに戻るとコーチ陣に対して「あれはオフサイドではなかった。(バルセロナ所属のフランス代表DF)ジェレミー(・マチュー)のミスだ」と説明している。
エンリケ監督は、試合後半にスペイン代表MFセルジ・ロベルトがペナルティエリア内でファールを受けたように見えた場面でも、直後にベンチで通信機器を駆使して映像を確認。審判の判定はペナルティエリア外でのファールというものだったが、スマートフォンのディスプレイに目を通した後に、「あれは明らかなPKだ!」と審判たちに対して自信を持って猛抗議を行っていた。
(記事/Footmedia)
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