かつてレアルで活躍したロベルト・カルロス氏 [写真]=LFC Foundation/Getty Images
“銀河系軍団”と呼ばれたレアル・マドリードの黄金期を支えた元ブラジル代表DFロベルト・カルロス氏が、23日に行われるリーガ・エスパニョーラ第33節、バルセロナとの伝統の一戦“クラシコ”を前に、クラブ公式チャンネルのインタビューで古巣の現況について見解を述べた。
現役時代の“クラシコ”を振り返ったR・カルロス氏は、当時は今以上に両チームのテンションが高かったとの見方を示した。
「あの時代、両チームの対抗心は最高レベルにあった。それと比べると、今の雰囲気はより落ち着いていると言えるだろう。初めて“クラシコ”でプレーした時は、夢が現実になったと思ったね。ただでさえ興奮する試合だから、ゴールなんて決めた日には感情が爆発する。試合前は必ず母に電話を入れ、はやる気持ちを落ち着かせてもらったものだよ」
R・カルロス氏はまた、当時のチームメイトであり現在はチームを率いているジネディーヌ・ジダン監督が、現役時代から指導者らしさを漂わせていたことを説明した。
「ジダンは人間としても監督としてもナンバーワンだ。彼は現役の頃からすでに指揮官の片鱗を見せていた。常に仲間やチームのことを考え、微笑を絶やさず、誰とでも信頼を築くことができた。また、口数は多くないけれども、話をする時は必ず説得力があったよ」
一方、今回の“クラシコ”の結果を、「レアル・マドリードが2-0で勝つ」と予想したR・カルロス氏は、古巣のリーガとチャンピオンズリーグの2冠に期待を寄せた。
「今はすべてが上手く進んでいる。意欲、集中力、プレーできる喜び、相手へのリスペクト、ハードワークといった事が持続できれば、スペインでもヨーロッパでも頂点に立てるだろう」
By WOWOW