アトレティコ戦に先発出場したエイバルMF乾貴士(右)[写真]=Getty Images
リーガ・エスパニョーラ第36節が6日に行われ、アトレティコ・マドリードとMF乾貴士の所属するエイバルが対戦した。乾は左MFで4試合連続の先発出場となった。
現在3位のアトレティコは2日のチャンピオンズリーグ(CL)準決勝ファーストレグで宿敵レアル・マドリードに0-3で完敗。4日後のセカンドレグに向けて、勝利で弾みをつけたいところ。現在8位のエイバルは前節4試合ぶりの白星を収めた。ヨーロッパリーグ出場権獲得の可能性をわずかに残しているものの、今節の結果次第では消滅するため、2連勝を狙う。
立ち上がりから果敢に攻めるエイバルは8分、乾がドリブルでペナルティエリア内左に進入し、中央に切り込んで強烈な右足シュートを放つが、相手GKヤン・オブラクにセーブされる。一方のアトレティコは18分、左サイドのアントワーヌ・グリーズマンのクロスから、こぼれ球をエリア内中央のコケが右足で振り抜くが、シュートは枠の左に外れた。
アトレティコは45分、トーマス・パルティがエリア内右へ突破し、深い位置からマイナスの折り返し。中央へ走り込んだサウール・ニゲスがダイレクトで左足シュートを打つが、枠の左に外れた。前半はスコレスで折り返す。
試合が動いたのは後半69分、アトレティコがついに均衡を破る。ディエゴ・ゴディンの左サイドからのクロスを、ニアのフェルナンド・トーレスがスルー。中央のサウールがダイレクトで左足を振り抜き、ゴール左隅に沈めた。
失点したエイバルは76分、乾を下げてルベン・ペーニャを投入し、反撃を狙う。84分、ペドロ・レオンの左サイドからのクロスに、中央のゴンサロ・エスカランテが頭で合わせるが、シュートはGKオブラクにキャッチされた。アトレティコは89分と後半アディショナルタイム2分に、ゴディンが立て続けにイエローカードを受けて終了間際に退場処分となった。
試合はこのまま終了し、アトレティコが1-0で勝利。敗れたエイバルは8位〜11位でのフィニッシュが確定し、EL出場の可能性が消滅した。
アトレティコは10日にホームで行われるチャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグでレアル・マドリードと対戦。エイバルはリーグ第37節でスポルティング・ヒホンをホームに迎える。
【スコア】
アトレティコ・マドリード 1-0 エイバル
【得点者】
1-0 69分 サウール・ニゲス(アトレティコ)
By サッカーキング編集部
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