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バルサ指揮官が「妥当な王者」とレアルを祝福…自チームに欠けていたのは「安定感」

2017.05.23

今シーズン限りでの退団が決定しているエンリケ監督 [写真]=Getty Images

 21日に行われたリーガ・エスパニョーラ最終節、2位バルセロナはホームでエイバルに4-2と逆転勝利したものの、首位レアル・マドリードもアウェイでマラガに2-0で完封勝利を収めたため、3連覇の夢は叶わなかった。試合後、チームを率いるルイス・エンリケ監督がコメントしている。

 今シーズン、得失点差ではレアル・マドリードを14点も上回ったうえ、直接対決でも1勝1分と勝ち越しながらも、勝ち点で3ポイント下回ったバルセロナ。シーズン終了後の退任が決定しているエンリケ監督は、ライバルの5シーズンぶりの優勝を称えるとともに、就任後3年目で初めてリーガのタイトルを逃した原因を分析した。

「彼らがリーガを制したということは、王者として妥当だということだ。優勝を左右したのは安定感。我々はそれが必要なレベルになかった。普通なら勝てているはずの試合をいくつも落としてしまった。それが最後まで響いた。しかしそれがレベルの高いリーグというものだ」。

 また、主将のスペイン代表MFアンドレス・イニエスタも「リーガを制覇することができず、後味は悪いし、落胆もしている」と正直な気持ちを吐露。エンリケ監督同様、優勝争いを振り返った。

「僕たちは今日、勝利という自分たちに残されていた使命を果たした。しかし、僕たちよりも少しだけ優れていたライバルがいた。レアル・マドリードは妥当な王者だ。リーグ戦は安定感が反映される大会であり、その点で最も優れた者が勝者となる」。

「ハーフタイムにレアルの結果を聞いていたけれど、その後は何も知らなかった。自分たちにできることは全てやったけれど、あとはどうしようもなかった」と悔しさを滲ませながらも「まだタイトル獲得の可能性は残されているし、できる限り良いイメージで試合に臨みたい」と、コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)決勝に向けて気持ちを切り替えていた。

 同決勝戦は27日に開催され、準決勝でアトレティコ・マドリードを下したバルセロナは3連覇をかけて、アラベスと対戦する。

By WOWOW

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