今季、レンタル先のアラベスでブレイクしたテオ・エルナンデス [写真]=Getty Images
アラベスのU-21フランス代表DFテオ・エルナンデスが、同代表の合宿を無断で欠席したうえで南国のビーチで休んでいることが判明し、大きな話題となっている。5月31日付のイギリス紙『サン』が報じた。
今シーズン、アトレティコ・マドリードからアラベスへレンタル移籍したT・エルナンデスは、リーガ・エスパニョーラ32試合に出場して3ゴールを記録。強烈な左足のキックと馬力のあるドリブル突破を武器に、19歳の若さでブレイクを果たした。
同選手は5月27日に行われたコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)決勝バルセロナ戦を終え、今月16日からポーランドで開幕するU-21欧州選手権に向けて合宿を行う代表チームに合流する予定になっていたという。しかし、合流予定日とされていた5月30日になっても、姿を現さず。関係者が電話をかけたものの繋がらず、行方が分からなくなっていたそうだ。
U-21フランス代表を率いるシルヴァン・リポル監督も、「T・エルナンデスは、ここにはいない。現時点では何の説明もない。おそらく彼は後で合流し、今回の件について協会に説明することになるだろう」とコメント。同選手が無断で合宿を欠席していることを認めていた。
しかし間もなくして、T・エルナンデスの居場所が明らかになる。アラベスの同僚であるスペイン人DFアレクシス・ルアーノがSNSに投稿した写真のなかに、スペイン南部のリゾート地、マルベーリャのビーチでくつろぐ姿が映っていたのだ。現時点でリポル監督は代替選手を招集する考えはないとのことだが、規律を乱すような行動をとったことに対しては怒り心頭だろう。
今シーズンのアラベスでの活躍が認められ、今夏の移籍市場ではレアル・マドリードやバルセロナへ加入する可能性も報じられているT・エルナンデスだが、今回は思わぬ形で注目を集めることとなってしまった。
(記事/Footmedia)
By Footmedia